昭和24年(1949年) JASRAC No.052−0077−6
月見草の花2
作詞:山川清(C)
作曲:山本雅之(C)
歌唱:土居裕子
MIDI制作:滝野細道
 宵の口 咲きはじめ
 2〜3時間後
 真夜中
 明け方
 咲き終わり

(一)
はるかに海の 見える丘
月のしずくを すって咲く
夢のお花の 月見草
花咲く丘よ なつかしの

(二)
ほんのり月が でた宵は
こがねの波が ゆれる海
ボーと汽笛を 鳴らしてく
お船はどこへ ゆくのでしょう

(三)
思い出の丘 花の丘
今日も一人で 月の海
じっとながめる 足もとに
ほのかに匂う 月見草

普通、「月見草」と言えば黄色の大待宵草(宵待草)と言われていますが原種の月見草は右上写真のような白い花で、宵に白い花で咲き始めて、夜半にはピンク色となり、明け方には濃いピンクとなってしぼみます。この月見草は細道宅の庭に咲いたものを一晩かけて撮影しました。
竹久夢二の「宵待草」は待宵草からヒントを得て創作したと言われていますが、夢二のイメージには白い可憐な月見草があったのかも知れません。本物月見草は江戸時代に入ってきていましたので、知る機会はあったわけですが、大待宵草と違って全国に広がるようなことはありませんでしたので、微かな可能性でしょう。いずれにしましても、月を待って咲き、夜が明けると恥らうようにピンクとなって消える、というイメージは、この「月見草の花」や「宵待草」の歌詞やメロディーにピッタリで、<オオマツヨイグサ>ではなく<ツキミソウ>でなければいけないでしょう。
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2006/SEP/01 Update
All Photoes taken by Hosomichi
月見草の花(原種)の一日