式根島ツアー

　会社の人に、伊豆七島の式根島出身の人がいます。
　この人が、海の奇麗やさ、星空の奇麗さを猛烈にプッシュしてきます。先日、越後湯沢で星空を撮った直後だったのもあって「星が撮りたい！」と思い、社員6人で遊びに行くことにしました(私が会社の人と遊ぶのは珍しい)。
　朝6時に竹芝桟橋に集合。折しも、台風が近づいている(8/22)のであります。これは、行くにはいいけど、帰れないパターンもあると踏み、仕事が出来る装備も担いでの参加です。社畜の鏡です。
　ちなみにこの時点での東京地方は、ほとんど風もなく良い天気です。
　しかし、東海汽船のホームページを見ると「欠航」の文字が。小型のジェット船は欠航が確定し、大型船も「天候調査中」とか「条件付き出港」みたいな感じです。条件付きって、アレね。出港したは良いけど、接岸できなければそのまま戻ってくるってアレね。
　台風はまだまだ遠く太平洋上ですが、波は高いようです。
　「よし、予定を変更しよう」
　と言うわけで、フットワークの軽いメンバーは、即座に取れる宿を検索。この時点で、(メンバーの一人が乗ってきた)5人乗りの車が1台あるので、私がバイクを出せばそのまま移動できます(ただただ乗りたいだけ)。
　5人が先行し、私が追いかけるパターンで千葉に行くことが決定。よし、一気に追いかけちゃうよ！
　自宅に戻り、荷物を整理してすぐに出かけようとしたところ。Bluetoothのレシーバーがペアリングしません。靴紐が切れる的な、黒猫が通り過ぎる的な、なにから嫌な予感がします。
　首都高からアクアラインを抜けて圏央道へ。
　「チカチカ！」
　あ！　と思ったときには、後ろに覆面パトカーが居りましたよ。ああ、さっきの悪い予感はコレか…。圏央道は80km/h制限で29km/hオーバー。青切符です。いえ、追い抜きの時はもう少し出てたと思うので、このスピードなら御の字です。何一つ文句も言わず、サクッとサインしてきました。
　今まで、追い抜きはすごく気をつけてたんだけどね。気を取られているとダメね。
　さて、浜辺について、5人と合流するも、千葉の海は大荒れです。この波を見たら、船が小さな港に入るなんてムリムリです。遊泳禁止も出ているので、浜辺で遊びましたよ。
　2日目は更に大荒れ。少しでも波が穏やかな湾を探しますが、そんな物がある訳もありません。3日目は台風が逸れたおかげで、少し穏やかですが、それでも泳ぐのには躊躇する波です。こんな年になって、馬鹿な事やって夜のニュースで名前を呼ばれたくありませんので、サクッと帰宅することにしました。
　カメラも持って行ったけど、浜辺の塩混じりの砂が怖くて封印。1枚もシャッターを切りませんでしたので、かなりのデッドウェイトでした。とにかくトホホな旅でしたよ。
　あー、こんなこともあったねと、過日笑えるように日記に残しておきます。
　1)そもそも式根島に行けなかった。
2)Bluetoothのレシーバーが壊れた。
3)スピード違反で捕まる
4)波が凄くて一度も泳げない
5)宿が超絶ぼろかったが、値段はなかなか。夏休み恐ろしい。
6)帰りにヘルメットを落としてBluetoothのレシーバー粉砕。しかしなぜかペアリングできるようになる。
7)しかし充電口が緩くなり、充電できない事態に。