先代TVのREGZA Z9000には2TBのHDDを接続していました。
激安HDDケースは、録画に対応してなかったり、安定しないという話だったので、バッファローの録画対応外付けHDD 500GBを買った気がします。
途中、余ってた2TBに換装して、およそ10年頑張ってくれました。
最近は、ヘッドのシッピング音が激しく聞こえるようになってきたので、確実に寿命だと思います。むしろよく頑張ってくれました。

さて、新しいTVは「全録」と「通常録画」の2台接続することになります。
(全録は、指定した時間、チャンネルのデータを録画しつづけておき、後で見たくなったら見る録り方。ディスクがいっぱいになると古いのから消えていく。通常録画は、番組表から録りたい番組を指定して保存する。基本的に勝手には消えない)

おあつらえ向きのHDDが余っていないかと部屋を見渡すと、NASに入っている4TBのWD REDがちょうどよさそうです。この4TBのHDDは、容量パンパンで、すぐにでも買い替えなければならないと思っていました。これは、渡りに船です。

早速NASにログインして、HDDの詳細を確認すると「AVコマンド(AVストリーミングフィーチャーセット/ATA Streaming feature set)」に非対応なモデルだということがわかりました。
このAVコマンドは、録画などの一定の時間、一定量を書き込む際に、書き込みを優先する(エラーリカバリを繰り返すと、後続が書き込めなくなるので)モードです。もちろん、このコマンドに非対応なHDDでも録画できるTVはあるようですが、東芝のTVは伝統的にこの辺に厳しいので、ちゃんと対応したHDDを買ったほうがよさそうです(Panasonicも同じようですね……)。

ほかにも使えそうなHDDがないかと調べると、PCに刺さっているWD REDの4TBがAVコマンドに対応していることが判明しました。同じ4TBでも、発売時期によって対応/非対応があるというのは解せません。
とりあえず、これをUSB HDDケースに入れてTVに繋げば、通常録画には足りそうです。

結局、WD REDの8TB(AVコマンド対応)を3本買うことにしました。USB HDDケースは2つです。全録のことを考えると、もう少し容量があってもいい気がしますが、値段が跳ね上がってくるので、どうしてもこの辺で落ち着かざるを得ません。
(Z9000につなげていたUSB HDDケースは、古いので4TB以上認識するのか怪しい点と、USB2.0接続なので、さすがに退役させたかった点で廃棄としました。ただ、録画するだけならUSB2.0でも問題はありません)

3本のうち、2本をNASに入れます。将来、さらに大容量のHDDに差し替えた際に、余るHDDをTVに追加するのに使う予定です(なので、あえてAVコマンド対応を確認した)。
残った1本を、TVの全録に使います。
PCから取り出した4TBを通常録画にします。
NASから取り出した4TBをPCのHDDにします。

まずは、NASの1本を引っこ抜き、新しい8TBをぶち込みます。すると、RAID 1のリビルドが始まるので、しばらく待ちます。
これが終わったら、もう1本をぶち抜き、同様に8TBに入れ替えます。リビルド完了後、アップサイズを実行すれば、中身そのままで8TBのNASになります。

NASから余った4TBをPCにつなぎ、領域確保とフォーマット。Windowsからドライブとして見えるようになったら、既存のファイルのコピーを行います。
完了後、PCからドライブを抜き出し、USBケースに入れて、TVに接続すれば完了です。
本当に面倒くさいですが、取ってあるデータを消すわけにもいかないので、仕方がありませんね。
これにて、10年に1度のデータ大移動が完了しました。
しばらくこれで戦えそうです。