駅で電車を待っていたところ、男女数名の話し声が聞こえてきました。まだ合って間もないのか、遠慮しいしい話しをしているところが初々しくてよいです。そのうち、誰が誰に似ているかという話しになってきました。
「××クンってさ、なんか、スパイダーマンに似てるよね?」
「!! ひ、酷いよ、ボクが赤面症だからって...」
かーっとその男の顔が赤くなっていきます。確かにスパイダーマンだけど、ちょっと酷いなぁ。蜘蛛男だよ。真っ赤な蜘蛛男。
「ち、違うの。そうじゃなくて、スパイダーマン主演のなんて言ったっけ? トビー・マグワイアに似てるって事よ!」
「.....」
全然にてねー。むしろスパイダーマンそのものの方がまだ似てる(失礼!)
電車が来て、降りるまでずっと無言の彼でした。思ったことをそのまま口に出してはいかんなぁ、と思ったお盆前の夜でした。