今回のE3で発表になった任天堂の次世代機。発売は2012年中というので、最大で1年半ほど余裕があることになります。
 試作品のデモを見ている感じだと、DirextX9~10世代に見えます(テッセレーターが機能してない)。ほか2機種と同世代ですね。処理能力自体は上がっているでしょうが、目新しさはないですね。移植は楽でしょうが。
 で、実際に、シリコンの形を決めるのに、もう少し時間の余裕がありそうな上に、AMDが最新のGPUをどうのこうの言っている訳ですよ。現在のメインストリームのGPUの派生品なのに、わざわざテッセレーターを外してきますかねぇ。これからPCのゲームはDirextX11が主流になってきますし、今後5年程度戦うハードと考えると、搭載してくるのが妥当に思います。
 筐体の大きさは、Wiiに比べると大きくなりますが、現在のPS3と比べても一回りコンパクト。熱設計もそれに収まるぐらいだと感じます。トータルの消費電力が200Wぐらいでしょうか。CPUで60W、GPUで100W、その他40Wぐらいなんですかね。この辺は、5年前とは比べものにならないぐらい楽に設計できるようになっていると思います。
 Wiiは、現世代のゲーム機の中で、コストを最優先し、マンマシンインターフェースを前面に出し、ゲームキューブとほとんど変わらない性能ながら爆発的に普及しました。XBOX360、PS3がそろそろ折り返し地点。まだ数年戦えるハードであるのは、当初の設計が先を見ていたからですが、普及という意味ではかなり苦労しました。
 任天堂は、本体リリースのスパン自体を短めにして、ムリしないハードウェア。魅力的な(変わった?)インターフェースで戦う感じがより鮮明になったように感じます。1~2世代古いハードの互換性を持たせて、緩やかに交代させていく気なんでしょうねぇ。
 TVつけなくてもいいってのは楽だな。なんか、規定のキーを押しながら起動したら、所定のソフトが自動的に立ち上がるとか、特定のリモコンから起動するとこのアプリが起動するとか、それぐらいゲームを起動する手間を省く「何か」が必要だと思う。Wiiを起動するのはいいけど、いちいち画面にリモコン向けて操作するの面倒くさいもん。Wii Fitのバランスボード起動したら、Wii Fitが起動する。体重計ったら、前回の結果から近い人を選んで「この人の体重でいいですか?」と聞いてくるくらい簡素でいいと思う。
 あと、割とヘビーユーザー向けっぽい機種になりましたね(私にはそう見えます)。
 ライトゲーマーは金にならないのか、ヘビーユーザーの声が割と大きいのか。
 なんにしても、来年が楽しみです。
 じっくりゲームがしたいけど、家に居てそんな時間はこれっぽっちも無い千歳でした。
 (追記)
 Wii UのGPUはDirectX10.1世代と判明。おいおい、そんな装備で大丈夫か?
 Radeon4000系らしいですね~

1件のコメント

  1. IBMのしがらみが無ければAPU的な何かってのもありだよな。
    つーかコントローラの方はAPUでいいんじゃね。
    空想でSEGAがその系統であろうとするとFXメインでHT経由でカスタムAPUとかサブにするんですよきっとw(メガドライブ的)拡張スロットがあってHT over PCI-Eみたいなのがあってですねぇ…(メガCDかよ!)
    NVIDIAと仲良ければ3D VIsionとPhyXもぶら下がる「夢のハード」www
    全部冗談だけど、昔のセガならそういう変な事やりそう。

    ちょろ
  2. ▼ちょろさん
     最近は互換性切れないから、何世代かは同じベンダーになっちゃいますよね~。
     そのうち、コンソールも仮想化が進んで、ベンダ依存減るんでしょうけど。

    千歳

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