とても良い天気でしたので、各地で夕立です。
雨雲レーダーを見ながら時間を調整しつつ進みますが、やはりある程度は濡れてしまいます。

仕方有りませんので、カッパを着て万全の状態で進みます(暑いんですよね…)。
金沢を超えて、富山県に入ります。庄川を越えようかというところで、工事渋滞に引っかかりました。
目的の富山まであと少しです。ちょっとしたホテルの予約も済ませてあり、近隣の居酒屋もリサーチ済みです。もう少し走れば、気持ちの良い布団と、北陸の美味に出会えるハズなんです。

その前に、バイクの水温計がエラーを出しているんです。

ええー、なんでー!
渋滞で進まない。

こ、これは、ヤバイ。

あ、なんというか、冗談抜きでヤバイ。

水温がぐんぐん上がっていきます。

120度を超えた時点でエラーとなりました。めっちゃ点滅しています!!!

エンジンは止まっていませんが、このまま動かしていて良いわけありません。

どう考えても冷却系ですので、ラジエーター系の故障。水温計の故障、冷却水不足、冷却ファン関係の故障辺りが怪しそうです。
目の前がパーキングエリアの入り口だったので、なんとか安全なところに止める事が出来ました。オイルの焼けたような、いやーな匂いがします。

しばらく放置します。
恐る恐るキーを回して、エンジンを掛けてみると……
水温は90度ぐらいまで回復していますが、エンジンは5000rpmほどの恐ろしい回転数でうなりを上げます。
エンジンチェックなどのランプや、その他の表示が点滅を繰り返します。
どう考えてもアカン感じです。

さらに放置しました。
改めてエンジンを掛けます。掛かります。水温は70度ぐらいまで下がっています。エンジンの回転数は普通になってくれましたが、エンジンランプの点滅は変わりません。
バイクは「乗るな」と言っています。

バイクの購入店に電話して、状況を説明します。なんとも言えないものの「エンジンチェックが点いているのであれば乗るべきでは無い」とのことでした。そりゃそーですよね。

仕方なく、ロードサービスに電話します。
以前、長野で謎のエンジントラブルに遭ったときに電話したことがあったので、今回は割と落ち着いて話すことが出来ました。
取りあえずレッカー車を手配してくれることになりました。私は、同乗して市街地にリリースしてくれることになったので、高速道路からは無事に下りることができそうです。

レッカー移動を待つNINJA1000

旅先なのもあって、見てもらえるバイク屋など知りません。
前回のレッカーの時は、割とオペレーターの方からいろいろ探してもらえて助かったのですが、今回の方は、基本時に自分で探せというお話しでした。
うーん。
宿を探して、ある程度ゆっくりしてから考えることにします。

降り立ったのは高岡の市街。
最悪の場合でも、北陸新幹線で帰ることが可能です(新高岡)。

ツーリングでよく使うビジネスホテルがが確保できました。チェックイン後すぐに着替えをコインランドリーにぶち込み、大浴場で汗を流します。
googleで適当に検索すると、比較的大きなバイク屋が隣駅にあることが判明しました。電話をすると「取りあえずもっておいで」と言ってくれたので、その旨をレッカーサービスに伝えました。

翌朝、そのバイク屋にお邪魔すると、敷地内に私のNinja1000が置かれていました。
症状を話すと「ラジエーターファンかなぁ? まぁ、それならだましだまし乗って帰れば大丈夫」とのことでした。

「渋滞にはまらなければ、大丈夫」
「はまったら?」
「止まったらすぐエンジンを切る。手動アイドリングストップ」
「……」

一応水回りを見てもらいましたが、水量などは大丈夫。
キーを挿して、エンジンを掛けてみると、昨日はあんなにビカンビカンに点滅していたエンジンチェックも大人しくなっています。

平日でも、首都圏は渋滞するんですよね……。

混む前に帰り着けば大丈夫! と言うことで、大急ぎで帰ることになりました。
お店の人ありがとう。

……そう言えば、ラジエーターファンの回ってる音、最近聞いてなかったような気がするなぁ?

と言うわけで、予定を2~3日早めて帰ることになりました。
一日エプロンで撮影をして、日焼けして、なんだかんだ疲れていたので、500km近い日乗りをトイレ休憩だけで突破するのは疲れました。ですが、無事に帰宅できたのでヨシとしましょう!
やっぱり、整備って大事だね!

1件のコメント

  1. ピンバック: Ninja1000 エンジンブローしてたの巻 | FreeHOUSE 千歳忍BLOG

コメントは受け付けていません。