Seagate製CF Type2のHDD(マイクロドライブ)が、ある日突然認識しなくなりました。それも、撮影をした後だったのでショックも一段と大きく、途方に暮れてしまいました。
 PCのメディアリーダーに刺しても認識しない。キュイーン! カックンカクンと、HD特有のシッピング音が続く。おおお、完全お亡くなりパターン。WindowsXPに繋いだやつとか、Windows2000に繋いだヤツとか、いろいろ試してもダメ。chkdskかけようにも、原因不明のエラーの為にチェックすら出来ない。マウントできてないんだから当たり前っちゃ、当たり前。2週間近く放っておいたら、自己治癒しているかと思ったけど、やっぱりカッコンカッコン。
 もう、だめか、と諦め掛けたその時。不意にデジカメのスロットに戻してみる。すると、ちょっと考え込んだように時間が掛かったけど、残り撮影可能枚数「893」とでた。
 おおお。カメラはこれをちゃんと認識して居るぞ! でもヤクザな数字にちょっと目眩。
 恐る恐る前のコマを表示してみると、最後の方に撮ったものは確かに認識しないものの、前半のほとんどは見られる。と言うことは、何とかしてカメラを経由すれば画像は救い出せるはずだ!
 カメラ購入時の箱を漁り、慌ててユーティリティを突っ込む。そして、デジカメを繋ぐと... 「見えた!」しゃきーん!
 あとは、大急ぎでデータをサルベージですよ。
 400枚ほど撮影していたんですが、なんと、380枚を救い出せました! その後、データの確認をした後、デジカメ側でHDDをフォーマット。すると、難なく終了。PCに繋いでみると、微妙な残骸が見える。続いて、PC側でフォーマット。すると、キレイさっぱりフォーマット完了。chkdskで/rチェックでも問題ナッシング! うお。完全復活!
 どうやら、プラッタやヘッドが物理的に故障したわけではなく、空き領域、それもカメラ側がリザーブしておく空き領域の整合性が取れなくなっていただけ、という感じでしょうか。
 なんにしても、これが無くなると512MBのCFが3枚「しか」ないので、撮影に苦しむところでした。いやー、良かった〜!