JASRAC No.000−0340−9
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武内俊子と河村光陽はコンビでたくさんの童謡を作っていますが、当倶楽部にもこの曲のほかに「かもめの水兵さん」(昭和12年)、「船頭さん」(昭和16年)「りんごのひとりごと」(昭和15年)が入れてあります。ここに示してあるように、武内俊子は戦争真っ只中の童謡不遇の時代、当然のことながら戦時色の強い童謡を作りました。武内俊子は昭和20年終戦を待たずに病没しましたが、戦後「船頭さん」の歌詞は別の人の手で改作され、世に残りました。それにしても、一介の平凡な主婦が子育てや家事のかたわら作った歌が、何曲も後世に残るというのも稀有な話ではありませんか。 |
2008/MAY/03 |