昭和43年(1968年)     JASRAC No.000-4534-9
朝のくちづけ

作詞:有馬三恵子
作曲:鈴木   淳


 歌唱:伊東ゆかり
 MIDI制作:滝野細道



(一)
あなたの面影 だきしめながら
目ざめる朝の 私はしあわせよ
愛してみて 愛してみて
はじめて わかるのね
あなたのもとへ 届けたい
やわらかい 朝のくちづけ

 

(二)
昨日のなごりが どこかにあって
私の胸は いまにもあふれそう
何もかも 何もかも
いとしく みえるのよ
心をこめて おくりたい
あなたへの 朝のくちづけ

 
 (三)
 恋しいおもいを 胸にたたんで
 一人でしのぶ ゆうべの出来事
 私はもう 私はもう
 どこへも 行かないわ
 あなたのもとへ 燃えてゆく
 ひそやかな 朝のくちづけ

懐メロ 童謡・唱歌 八洲秀章&抒情歌  *10/JUL/21 「細道のMIDI倶楽部」TOPへ
 Photo arranged by Hosomichi

歌謡曲といえば、悲恋や別れやなさぬ恋といったものが圧倒的に多いのですが、伊東
ゆかりに限っては、「小指の想い出」、「恋のしずく」、「あの人の足音」、「星を見ないで」
「朝を返して」、「裸足の恋」、「知らなかったの」そしてこの「朝のくちづけ」、と、どの歌詞
を見ても恋愛真っ最中の女性の切なさを歌ったものです。内容も男の感覚ではちょっと
理解できないような激しい部分もあります。これはこれらの作詞者の全てが、有馬三恵
子、安井かずみ、山口あかりという女性作詞家であることによるものでしょう。伊東ゆか
りの歌もその後「誰も知らない」、「わたし女ですもの」と変わって行きます。