昭和35年(1960年)
JASRAC NO.007−0095−9
潮来笠
作詞:佐伯孝夫
作曲:吉田 正
歌唱:橋 幸夫(曲リスト)
制作:滝野細道

(一)
潮来の伊太郎 ちょっと見なれば
薄情そうな 渡り鳥
それでいいのさ あの移り気な
風が吹くまま 西東
なのにヨー なぜに眼に浮く 潮来笠

(二)
田笠(たがさ)の紅緒が ちらつくようじゃ
振り分け荷物 重かろに
わけはきくなと 笑ってみせる
粋な単衣(ひとえ)の 腕まくり
なのにヨー 後髪引く 潮来笠

(三)
旅空夜空で いまさら知った
女の胸の 底の底
ここは関宿 大利根川へ
人にかくして 流す花
だってヨー あの娘川下 潮来笠

童謡・唱歌・懐メロ 昭和戦後の歌謡曲・演歌 八洲秀章&抒情歌

60年安保闘争の最中、この歌が流行りました。高校生もこの闘争に参加した、アメリカの支配から抜け出そうという一大政争でした。一方で同世代のスターの出現は熱狂的に歓迎され、橋幸夫は西郷輝彦、舟木一夫とともに御三家と呼ばれるに至りました。この歌の替え歌を大学入試の門に掲げ、母校の受験生を励ました安保闘争真っ只中の先輩たち。♪飯田高の飯太郎ちょっと見なれば、鈍才そうな田舎猿、それでいいのさ合格すれば♪
潮来笠はもともと<あやめ笠>と呼ばれ、葦などで作られた農作業用の笠(田植えの田笠など)で、潮来地方の女性が被ったものです。
  2008/MAY/03

橋幸夫の当倶楽部内アップ曲 & 予定曲

橋幸夫当倶楽部の曲
曲  名 作  詞 作  曲 歌 い 出 し
雨の中の二人 宮川哲夫 利根一郎 雨が小粒の真珠なら恋はピンクのバラの花肩を
潮来笠 佐伯孝夫 吉田  正 潮来の伊太郎ちょっとみなれば薄情そうな渡り鳥
いつでも夢を 佐伯孝夫 吉田  正 星よりひそかに雨よりやさしくあの娘はいつも歌って
江梨子 佐伯孝夫 吉田  正 冷たい雨が降る朝に一人で江梨子は死んでしまった
恋をするなら 佐伯孝夫 吉田  正 焔のように燃えようよ恋をするなら愛するならば夜は
舞妓はん 佐伯孝夫 吉田  正 花のかんざし重たげに聞いておくれやすかと舞妓は
霧氷 宮川哲夫 利根一郎 霧氷・・・霧氷・・・想い出はかえらない遥かな遥かな