長津義司の当倶楽部内の曲目リスト
【長津義司】当倶楽部の作曲曲 | |||
曲 名 | 作 詞 | 歌 手 | 歌 い 出 し |
青葉の夢 | 藤田まさと | 東海林太郎 | 青葉の夢にさそわれてゆくや涙の精進湖よ |
大利根月夜 | 藤田まさと | 田端義夫 | あれをご覧と指差す方に利根の流れを流れ |
君忘れじのブルース | 大高ひさを | 淡谷のり子 | 雨降れば雨に泣き風吹けば風に泣き |
淋しい時は | こうのいちろう | 楠 トシエ | 淋しいときは空を見る空にはいつも夢がある |
チャンチキおけさ | 門井八郎 | 三波春夫 | 月が侘しい路地裏の屋台の酒のホロ苦さ |
十三夜 | 石松秋二 | 小笠原美都子 | 河岸の柳の行きずりにふと見合わせる顔と |
十三夜 | |
作詞:石松秋二(PD) 作曲:長津義司(C)(曲リスト) 歌唱:小笠原美都子 MIDI制作:滝野細道 |
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(一) 河岸の柳の 行きずりに ふと見合わせる 顔と顔 立ち止まり 懐かしいやら 嬉しやら 青い月夜の 十三夜 |
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(二) 夢の昔よ 別れては 面影ばかり 遠い人 話すにも 何から話す 振袖を 抱いて泣きたい 十三夜 |
(三) 空を千鳥が 飛んでいる 今更泣いて なんとしょう さよならと こよない言葉を かけました 青い月夜の 十三夜 |
2008/MAY/06 |
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「十三夜」のお月見 お月見と言えばなんと言っても旧暦8月15日の<十五夜>と、9月13日の<十三夜>。勿論中秋の名月である十五夜は現代に残りましたが、十三夜は樋口一葉の小説やこの曲くらいしか残っていません。十三夜というのは満月の二日前の月齢で、このお月見については故事来歴は色々ありますが、「月の法善寺横町」にも“♪月も未練な十三夜♪”とあるように、満願が成就しない諦観が、日本古来の<わび、さび>に通じるところから珍重されたものと思われます。<十六夜>(いざよい)は十五夜より月の出が遅くなることから<ためらい><欠けて行く哀愁>の意味で短歌や俳句に詠われます。 シェイクスピアの傑作喜劇に<十二夜>(Twelfth Night, or what you will=十二夜とでも何とでもお好きなように)というのがありますが、これは月には関係なくクリスマスの夜から数えて12番目の祝日のことです。「九段の母」の石松秋二は戦中に早世しましたが、長津義司は三波春夫の「大利根無情」などを作曲しています。 Photo offered by (C) Tomo.Yun |