童謡・唱歌   懐メロ   八洲秀章&抒情歌   「細道のMIDI倶楽部」TOPへ    *12/JUL/16 MIDI制作:滝野細道 
ザ・ピーナッツは双子の姉妹で、姉の伊藤エミ(本名:歌手の沢田研二と一時結婚していたため、澤田日出代、1941年4月1日〜2012年6月15日)と、妹の伊藤ユミ(本名:伊藤月子、1941年4月1日〜) の愛知県常滑出身のデュオで、昭和34年(1959年)に「可愛い花」でデビュー。同年、ベートーヴェンの<エリーゼのために>をアレンジした、「情熱の花」で大ブレイク。以後毎年ヒット曲をリリースし、海外まで和製ポップスを広めました。そして昭和50年(1975年)に引退するまでトップスターであり続けましたが引退宣言以後、一回も芸能界に顔を出さなかったことでも有名です。しかし、MIDI楽曲を制作しておりますと、ザ・ピーナッツが活躍した昭和35年頃から昭和50年にかけての歌謡曲、J−POPS、グループサウンズなどが、<不毛の時代>などと呼ばれているほど人気がないのは不思議です。ザ・ピーナッツの歌の楽譜を入手しようとしても、簡単ではありません。これはビートルズをはじめ、欧米のサウンズが怒涛のように入り込んできて、この時代の楽曲を飛び越して一挙に平成の時代に入ってしまったからでしょうか。しかし最近になって、この時代の由紀さおりのJ−POPSが欧米で再評価されている現状もあり、見直され始めるかも知れません。当倶楽部には「ウナ・セラ・ディ・東京」、「銀色の道」をアップしております。この「恋のバカンス」のアップの一か月前の2012年6月15日、姉のエミこと澤田日出代さんが死去しましたので、ここにこの歌をささげます。
写真:鎌倉由比ヶ浜から稲村ヶ崎を望見する「恋のバカンス」 ©Hosomichi
恋のバカンス

ザ・ピーナッツの当倶楽部内の曲目リスト

ザ・ピーナッツ当倶楽部の歌唱曲
曲  名 作  詞 歌  手 歌 い 出 し
ウナ・セラ・ディ東京  岩谷時子  宮川泰  悲しいことも無いのになぜか涙が滲むウナ 
銀色の道  塚田  茂  宮川泰  遠い遠い遥かな道は冬の嵐が吹いてるが 
恋のバカンス 岩谷時子  宮川泰 ためいきの出るようなあなたのくちづけに
恋のフーガ  なかにし礼  すぎやまこういち  追いかけて追いかけてすがりつきたいの 
心の窓に灯を  横井  弘  中田喜直  いじわる木枯らし吹き付ける古いセーター 



***アドリブによる間奏***

陽にやけたほほよせて ささやいた約束は
二人だけの秘めごと ため息がでちゃう
ああ 恋のよろこびに バラ色の月日よ
はじめてあなたを見た 恋のバカンス
ためいきの出るような あなたのくちづけに
甘い恋を夢みる 乙女ごころよ
金色にかがやく 熱い砂のうえで
裸で恋をしよう 人魚のように

陽にやけたほほよせて ささやいた約束は
二人だけの秘めごと ため息がでちゃう
ああ 恋のよろこびに バラ色の月日よ
はじめてあなたを見た 恋のバカンス
 

昭和38年(1963年)     JASRAC No. 031-0086-3   MIDI制作:滝野細道
作詞:岩谷時子(C)     作曲:宮川泰(C)        歌唱:ザ・ピーナッツ 
ザ・ピーナッツ