昭和30年(1955年)       JASRAC No.055-0012-5
東京アンナ

作詞:藤間哲郎
作曲:渡久地政信


 歌唱:大津美子
 MIDI制作:滝野細道

(一)
ライトの虹を 踏みながら
銀座の夜を ひらく薔薇
ああ 誰(たれ)か呼ぶ 舞姫の
その名はアンナ 東京アンナ
噂のアンナ

 (三)
 重ねる酒の 激しさは
 堪(こら)えた恋の しわざやら
 ああ 誰が知ろ くずれ咲く
 その名はアンナ 東京アンナ
 吐息のアンナ

 
(二)
柔(やわら)な肌を 黒髪に
隠せど甘き 流し瞳(め)よ
ああ 誰ゆえに 情熱の
その名はアンナ 東京アンナ
妖しきアンナ

 懐メロ 童謡・唱歌 八洲秀章&抒情歌
 *10/FEB/28 「細道のMIDI倶楽部」TOPへ

藤間哲郎(ふじまてつろう、1924年(大正13年)12月31日 〜、東京出身)は、昭和26年
にキングレコードの専属作詞家となり、三橋美智也を大スターに押し上げた「おんな船頭唄
を作詞し、この「東京アンナ」で歌謡界に不動の地位を築き、日本作詞家協会理事長、日本
音楽著作権協会監事などを歴任しています。当倶楽部には上記のほか「北海道函館本線
がアップしてあります。

大津美子(おおつよしこ、1938年(昭和13年)1月20日〜、愛知県豊橋市出身)は、この「東
京アンナ」のヒットで一流歌手となり、翌56年の畢生の大ヒット「ここに幸あり」につながりまし
た。アルトも低音域の声で、男性バリトン(バス)のフランク・永井と低音で並び賞されました。