「北海道函館本線」倶知安付近のC62(ニセコ急行)  This Photo from 

三橋美智也は故郷物が多いですが、列車物は、この「北海道函館本線」の他に「哀愁列車」「北海の終列車」「さすらい列車」「機関車物語」などがあります。故郷ものは「リンゴ村から」「赤い夕日のふるさと」「おさげと花と地蔵さんと」「りんご花咲くふるさとへ」「夕焼とんび」などなどがありますが、なんと言っても哀愁列車が今に残るものとしては最も有名で、列車ものが代表曲のような気がします。売上では「古城」が300万枚のミリオンセラーですが、三橋美智也を彷彿とさせるものといえば北の機関車を思い起こします。立川談志師匠もそう言っております。
藤間哲郎は、三橋美智也の曲としては、「おんな船頭唄」「花の八幡船」など60曲以上作詞しており、桜田誠一も「ゴロスケホウ」「さすらい列車」など50曲ほど三橋美智也のために作曲しています。
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  昭和32年(1957年)               JASRAC No.077−0187−0


   北海道凾館本線

  作詞:藤間哲郎
  作曲:桜田誠一
  歌唱:三橋美智也
  制作:滝野細道


 
 
(一)
  都はるかに 今を発車の

  ああ 函館本線
  君の名を呼ぶ 声さえも
  ベルに呑まれて 霧となる
  泣くが無理かよ 旅はただひとり
                

 (二)
  恋に嘆きの 恋に涙の
  ああ 函館本線
  遠くなる程 この胸に
  君の瞳が こびりつく
  生きて逢えねば ましてなお更に

 (三)
  暗い鉄路を 汽笛ひと声
  ああ 函館本線
  男泣かせか さいはての
  空も荒野も 鉛色
  どこに埋めよう 紅い夢の花



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【三橋美智也の曲】
ああ新撰組 加茂の河原に 千鳥が騒ぐ  またも血の雨
赤い夕陽の故郷 呼んでいる呼んでいる 赤い夕陽のふるさとが
哀愁列車 惚れて惚れて 惚れていながら 行く俺に
石狩川悲歌 君と歩いた石狩の 流れの岸の 幾曲がり
おさげと花と地蔵さんと 指を丸めてのぞいたら 黙ってみんな泣いてい 
おさらば東京 死ぬほど辛い 恋に破れたこの心 泣き泣き
お花ちゃん  お名残り惜しいはお互いさ涙は門出に不吉だよ
おんな船頭唄 嬉しがらせて 泣かせて消えた 憎いあの夜の
古城 松風騒ぐ丘の上 古城よ独りなに偲ぶ 栄華 
達者でナ 藁にまみれてョ 育てた栗毛 今日は買われて
星屑の町 両手を回して 帰ろう揺れながら 涙の中を
北海道函館本線 都遥かに今を発車の ああ函館本線 
北海の終列車 暗い夜霧に汽笛を鳴らし ああ北海の終列車
夕やけとんび 夕やけ空が真赤ッか トンビがくるりと輪を
りんご村から 覚えているかい故郷の村を 便りも途絶えて