昭和30年
 Photo by Hosomichi 水郷の女船頭さん 

     JASRAC Code No.013−0651−1

     おんな船頭唄     


     作詞:藤間哲郎
     作曲:山口俊郎
     歌唱:三橋美智也

     制作:滝野細道

  (一)
   嬉しがらせて 泣かせて消えた
   憎いあの夜の 旅の風
   思い出すさえ ざんざら真菰
   鳴るなうつろな この胸に
   

  (二)
   所詮かなわぬ えにしの恋が
   なぜにこうまで 身を責める
   呼んでみたとて はるかな灯り
   濡れた水棹が 手に重い
  

  (三)
   利根で生まれて 十三七つ
   月よわたしも 同じ年
   かわいそうなは みなしごどうし
   今日もお前と つなぐ船
 

    お家に帰ろう  2008/MAY/04


【三橋美智也の曲】
ああ新撰組 加茂の河原に 千鳥が騒ぐ  またも血の雨
赤い夕陽の故郷 呼んでいる呼んでいる 赤い夕陽のふるさとが
哀愁列車 惚れて惚れて 惚れていながら 行く俺に
石狩川悲歌 君と歩いた石狩の 流れの岸の 幾曲がり
おさげと花と地蔵さんと 指を丸めてのぞいたら 黙ってみんな泣いてい 
おさらば東京 死ぬほど辛い 恋に破れたこの心 泣き泣き
お花ちゃん  お名残り惜しいはお互いさ涙は門出に不吉だよ
おんな船頭唄 嬉しがらせて 泣かせて消えた 憎いあの夜の
古城 松風騒ぐ丘の上 古城よ独りなに偲ぶ 栄華 
達者でナ 藁にまみれてョ 育てた栗毛 今日は買われて
星屑の町 両手を回して 帰ろう揺れながら 涙の中を
北海道函館本線 都遥かに今を発車の ああ函館本線 
北海の終列車 暗い夜霧に汽笛を鳴らし ああ北海の終列車
夕やけとんび 夕やけ空が真赤ッか トンビがくるりと輪を
りんご村から 覚えているかい故郷の村を 便りも途絶えて