大井川鉄道千頭付近のC61 Photo by Hosomichi
昭和32年(1957年)


 D51模型 Photo taken by Hosomichi
三橋美智也は故郷物が多いですが、列車物は、この「北海の終列車」の他に「哀愁列車」「北海道函館本線」「さすらい列車」「機関車物語」「俺ら機関手」などがあります。高橋掬太郎は列車ものはこの曲だけですが、300万枚のミリオンセラーの「古城」をはじめ、「ああ大阪城」「石狩川悲歌」「一本刀土俵入り」「江差恋しや」「男涙の子守唄」など70曲ほどを三橋美智也のために作詞しています。同じ北海道出身という事も関係があるのでしょうか。
中野忠晴は、三橋美智也の曲としては、「ああ新撰組」「赤い夕陽の故郷」「おさらば東京」「達者でナ」など30曲ほど作曲しています。戦前は「小さな喫茶店」などジャズ調の歌をヒットさせた歌手でしたが、戦後作曲家に転じました。

  JASRAC No.077−0191−8


   北海の終列車

  作詞:高橋掬太郎
  作曲:中野忠晴
  歌唱:三橋美智也
  制作:滝野細道


 
 
(一)
  
深い夜霧に 汽笛をならし
  ああ 北海の終列車
  心に消えぬ まぼろしの
  君の名呼べば 胸痛く
  涙にじむよ にじむよ涙



 
(二)
  恋に破れて 都を捨てて
  ああ 北海の終列車
  思い出遠く 振り向けば
  車窓(まど)打つ風も 身を責めて
  つきぬ名残りの 名残りの辛さ



 
(三)
  暗い夜空を 見るさえ悲し
  ああ 北海の終列車
  行方は遥か さいはての
  鉄路に結ぶ 夢寒く
  どこへ捨てよか 捨てよか涙


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   懐メロ 八洲秀章&抒情歌 童謡・唱歌 *08/5/9



【三橋美智也の曲】
ああ新撰組 加茂の河原に 千鳥が騒ぐ  またも血の雨
赤い夕陽の故郷 呼んでいる呼んでいる 赤い夕陽のふるさとが
哀愁列車 惚れて惚れて 惚れていながら 行く俺に
石狩川悲歌 君と歩いた石狩の 流れの岸の 幾曲がり
おさげと花と地蔵さんと 指を丸めてのぞいたら 黙ってみんな泣いてい 
おさらば東京 死ぬほど辛い 恋に破れたこの心 泣き泣き
お花ちゃん  お名残り惜しいはお互いさ涙は門出に不吉だよ
おんな船頭唄 嬉しがらせて 泣かせて消えた 憎いあの夜の
古城 松風騒ぐ丘の上 古城よ独りなに偲ぶ 栄華 
達者でナ 藁にまみれてョ 育てた栗毛 今日は買われて
星屑の町 両手を回して 帰ろう揺れながら 涙の中を
北海道函館本線 都遥かに今を発車の ああ函館本線 
北海の終列車 暗い夜霧に汽笛を鳴らし ああ北海の終列車
夕やけとんび 夕やけ空が真赤ッか トンビがくるりと輪を
りんご村から 覚えているかい故郷の村を 便りも途絶えて