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[一路滝へ]

 横浜の家を出たのは、こういった遠征には絶望的な8:41。しかし、私の脳裏には、
天気は一日中良さそうだし、12:00までに草津に着ければ滝への往復が4時間掛
かっても4時には駐車場に戻れるから大丈夫と踏んでいた。果たして、関越渋川IC
についたのが10:09、横浜から1時間半で到着してしまった。渋川−草津間は40
km足らずだから11時過ぎには草津に着けるだろうと思ったのが、この日唯一の判
断ミス。中之条でR353を金原まで行って県道55号に入るべきところ、間違えてし
まってR145を吾妻渓谷、川原湯温泉の方へはいってしまった。どうということもな
い場合もあろうが、この日は何故か2〜30kmでトロトロと。全区間追い越し禁止な
ので仕方なく付いて行ったが、温帯おやぢに癇癪56号と呼ばれたくらいの男なの
でしばしば忍耐を使い果たしそうになったが、温帯おやぢ追悼遠征だよと、言い聞
かせ言い聞かせ草津までトロトロ付いて行ったのであった。

 それでも、草津に着いたのは
11:50で予定よりは早かった。
以前偵察をしていた谷沢川の
堰堤のところへ行こうと思った
が道は途中で崩落しており、
通行止めとなっていた。しかし、
追悼遠征なのでブチ切れるこ
ともなく、冷静に判断して見る
と、これも前の調査の時音楽
の森コンサートホール方面に
少し行った所に芳ケ平の入口
があったことを思い出した。行
って見ると果たして大きな看
板とルート図があり常布の滝の

表示もある。駐車も2台分ほどのスペースがあったので、そこに駐車して身支度をし、
出掛けることとした。12:15出発。大体最初の思惑どおりで、こんなことは滅多にあ
ることではない。温帯おやぢの加護であろうと勝手に決め、最初の入口の階段を登っ
て行くとまた同じような看板があった。どうも最近入口の変更をして古い入口のもの
がそのまま残ったらしい。木の間に草津高原ゴルフのみえる土の遊歩道をいく。両
側が潅木と熊笹の道を暫く行くと、アリの塔渡りという、左側が谷沢川の谷底、右側
が大沢川の谷底というそれこそ馬の首、たてがみのところの上を通るような鞍部が
ある。そこを抜けて少し行くとUターンしている舗装道路のUターン部に出た。彩志会
遠征報告にあった(私も調査した)堰堤から登って来た道で、ここで急激にUターンし
ている部分で、以前ももう少し足を延ばせばここまでは来られた所だ。道はここで大
沢川側に出ることになる。舗装は間もなく途切れ、芳ケ平方面を示す大看板の脇を
抜けて真っ直ぐ行くと観瀑台とは名ばかりのチョットした広場に出る。700mほどの
谷間の向こうに常布の滝が見えた。

アリの塔渡り前の望見

観瀑台より遠望

 観瀑台についたのは12:45分。音楽の森の入口を出発してから丁度30分で
着いたことになる。ここまではほとんどが平らな道であるきやすかった。