AYUのCMでおなじみのPanasonicの「新型LUMIX」を触る機会がありました。
 500万画素で手ぶれ補正のついたFX7です。ぱっと見て、液晶デカイね。大きいのはいいのだけど、ちょっと粗い目。情報表示も少なめ。カバンからさっと出して、それなりの絵が撮れればいい、あんまりごちゃごちゃしていない方が良い、というコンセプトだと思います。
 それにしても、目玉の手ぶれ補正機能は強力。コンパクトカメラは、どうしても手ぶれしやすい(ホールドしずらい、軽い癖にレンズが暗い、感度が上げにくい)為にブレブレ写真を量産する事が多かったんですが、これは良いですね。少々振っても全然問題ないレベルの写真になります。換算35mm程度で手ぶれ補正が効くってのはいいなぁって思いましたよ。
 肝心の写りは、ギラギラな高コントラスト、シャープネスの掛かりすぎたもので、一眼に慣れた目にはびっくり。「うわっ!」と声が出ちゃったぐらい。飼っている犬の写真を撮ったら、白〜薄茶色の毛が「銀髪」になってしまってしまいました。設定を「ナチュラル」にしてなんとか落ち着いたものの、最近はこんな絵作りが好まれるのかと思うと悲しくもなりました。
 ただし、商品の性格はいいです。コンパクトだからこそ扱いになれていない人が触ることが多いのであり、大きな液晶でありながらスリムな筐体。強力な手ぶれ補正は良像率を上げてくれます。値段の差もあるので、私は400万画素のFX2で十分だと思います。液晶が少し小さくなるけどね。