面白法人カヤックの平山さんが、端末性能を測るWebGLアプリを公開されたのをTwitterで見かけたので、さっそくチャレンジしてみました。

端末性能を測るWebGLアプリ作ってみた

平山さんも同じことを言っていたのですが、世に公開されているベンチマークは、何をどう測ったからこのスコアなのか、サッパリ分かりません。見て比べるだけならいいのですが、実際にどのようなアルゴリズムをどの程度回したら、何秒! とか、何回! というのは非常に分かりやすいと思います。
(とは言え想定を外れる性能になってくると誤差が大きくなるので、必ずこれが良いわけでもない)

このベンチのいいところは、ブラウザさえ動けばPC、スマートフォンと関係なく動くこと(除くiOS9以前)。
と言うわけで、さっそくPCから、スマートフォンの数台を試して見ました。
各項目の詳しい説明はリンク先でどうぞ!

バックグラウンドで動いているものにかなり影響されるので、数値は参考程度に。
スマートフォンは、外気温や、給電の有無でも大きく差が出ると思うので、これまた参考程度に。

細かい数値はどうでも良いので、全体的な傾向だけまとめると以下の通りです。

i5-7500のPCが2台。片方はオンチップのVGA、片方はGTX1070。
CPUは同じなので、ほぼ互角(当たり前)。GPU性能は13倍~35倍。とさすが、謎の企業NVIDIAのチップ搭載は違います。

スマートフォンはスナドラ820と845。時代は違えどハイエンドのチップセット。
CPU性能は、概ね2~3倍程度。GPU性能は2~4倍。思ったほどの差は無い感じ。

845とi5-7500のCPU性能差は概ね3倍。逆にあの小さな筐体でバッテリ駆動しながら、この程度の性能差かと思うとビックリします。GPU性能は、なんと、845の方が2倍程度早いです。と言うことは、i5-7500内蔵のGPUは820と大して変わらないという事になります。恐ろしい。

845とGTX1070では、項目にばらつきがあるものの7倍~10倍程度の差があります。

3D系の開発は大変ですね。
スマートフォンのチップセットはピンキリで、845の1/10程度しか3D性能の無いものが現役で、しかも普通に売られています。PCと比べると100倍もパフォーマンスが違う。
チップセット同士でも、得手不得手の差が激しいので、性能的には足りてるはずなのに処理落ちが収まらないとか… いろいろ有るんでしょうねぇ

というか、ARM系のCPUって速くなりましたねぇ…