この【雨降りお月さん】は最初野口雨情により1.の童謡集『蛍の燈台』【雨降りお月】として発表されたものに、中山晋平が作曲したものでしたが、のち童謡集『コドモノクニ』に発表された【雲の蔭】に再び晋平が作曲し、纏めて【雨降りお月さん】とすることにしたものです。
2.の部分のメロディーはよく聞くと詞に合わせて微妙に違いますが、曲想、ムードが同じですので詞ほどの違和感は全くありません。雨情が【雲の蔭】を【雨降りお月】の2番として書いたのかどうかは、定かではありません。少し違いすぎるような気がしますが、佐藤千夜子の原盤からそうなっています。
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     雨降りお月さん


     作詞:野口雨情(PD)
     作曲:中山晋平(PD)
     歌唱:佐藤千夜子(曲リスト)
     MIDI制作:滝野細道


     【雨降りお月】
   1.雨降りお月さん 雲の陰
     お嫁に行くときゃ 誰と行く
     一人で唐傘差してゆく
     唐傘ないときゃ 誰と行く
     シャラ シャラ シャン シャン
     鈴つけた お馬に揺られて
     濡れて行く

     【雲の蔭】
   2.急がにゃお馬よ 夜が明けよ
     手綱の下から ちょと見たりゃ
     お袖でお顔を 隠してる
     お袖は濡れても ほしゃ乾く
     雨降りお月さん 雲の陰
     お馬に揺られて 濡れてゆく

   3.雨降りお月さん 雲の陰
     お嫁に行くときゃ 誰と行く
     一人で唐傘差してゆく
     唐傘ないときゃ 誰と行く
     シャラ シャラ シャン シャン
     鈴つけた お馬に揺られて
     濡れて行く

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2006/SEP/01 開設曲


                

              佐藤千夜子の当倶楽部のアップ曲

佐藤千夜子当倶楽部の曲
曲  名 作  詞 作  曲 歌 い 出 し
愛して頂戴 西条八十 中山晋平 一目見た時好きになったのよ何が何だかわからな
雨降りお月さん 野口雨情 中山晋平 雨降りお月さん雲の陰お嫁に行く時ゃ誰と行く
うぐいすの夢 野口雨情 中山晋平 梅の小枝で梅の小枝で鶯は雪の降る夜の夢を見た
この太陽 西条八十 中山晋平 小さいときからいいなずけ二人で真似たままごとの
東京行進曲 西条八十 中山晋平 昔恋しい銀座の柳粋な年増を誰か知ろジャズで踊