この「東京行進曲」の冒頭に ♪昔恋しい銀座の柳♪ という詞がありますが、銀座の柳並木は明治期にイチョウに切り替えられ、この歌より6年前の関東大震災でそれも壊滅状態となっていました。この歌の当時はプラタナスになっていましたが、曲の大ヒットで<銀座に柳を復活させよう>の気運が盛り上がり、銀座に柳が復活しました。後に作詞作曲も同じメンバーで「銀座の柳」が作られ完全復活が宣言されました。折角の銀座の柳も太平洋戦争の東京大空襲などで壊滅し、現在は四代目だそうです。

昭和4年(1929年)
Photoes taken by Hosomichi

   JASRAC No.055−0036−2


  東京行進曲


    作詞:西条八十(C)
  作曲:中山晋平
((PD)倶楽部内曲目
  歌唱:佐藤千夜子    
  MIDI制作:滝野細道


 (一)
  昔恋しい 銀座の柳
  仇な年増を 誰が知ろ
  ジャズで踊って リキュルで更けて
  明けりゃダンサーの 涙雨

 (二)
  恋の丸ビル あの窓あたり
  泣いて文書く 人もある
  ラッシュアワーに 拾った薔薇を
  せめてあの子の 思い出に

 (三)
  広い東京 恋ゆえ狭い
  粋な浅草 忍び逢い
  あなた地下鉄 わたしはバスよ
  恋のストップ ままならぬ

 (四)
  シネマ見ましょか お茶飲みましょか
  いっそ小田急で 逃げましょか
  かわる新宿 あの武蔵野の
  月もデパートの 屋根に出る




   懐メロ  八洲秀章&抒情歌  童謡・唱歌         
   「細道のMIDI倶楽部」TOPへ *2006/SEP/01 開設曲



中山晋平当倶楽部の作曲
曲  名 作  詞 歌  手 歌 い 出 し
愛して頂戴 西条八十 佐藤千夜子 一目見たとき好きになったのよ
あの町この町 野口雨情 - あの町この町日が暮れる日が
あめふり 北原白秋 - あめあめ降れ降れ母さんが蛇の目
雨降りお月さん 野口雨情 - 雨降りお月さん雲の陰お嫁に行く
うぐいすの夢 野口雨情 佐藤千夜子 うめの小枝でうめの小枝でうぐいす
兎のダンス 野口雨情 - そそらそらそら兎のダンス タラッタ
肩たたき 西条八十 - かあさんお肩をたたきましょタントン
カチューシャの唄 島村/相馬 松井須磨子 カチューシャ可愛や別れの辛さ
銀座の柳 西条八十 四谷文子 植えてうれしい銀座の柳江戸の
こがねむし 野口雨情 - こがねむしは金持ちだ金倉建てた
ゴンドラの唄 吉井  勇 松井須磨子 命短し恋せよ乙女赤き唇あせぬま
木の葉のお舟 野口雨情 - かえる燕は木の葉のお舟ネ波に
この太陽 西条八十 佐藤千夜子 小さいときからいいなずけ二人で
さすらいの唄 北原白秋 - 行こか戻ろか北極光(オーロラ)の下
里ごころ  北原白秋  笛や太鼓にさそわれて山の祭りに 
しゃぼん玉 野口雨情 - しゃぼん玉飛んだ屋根まで飛んだ
証城寺の狸ばやし 野口雨情 - しょっしょっ証城寺証城寺の庭は
砂山 北原白秋 - 海は荒海向こうは佐渡よすずめ鳴け
背くらべ 海野  厚 - 柱の傷はおととしの五月五日の
田植 井上  赳 - そろた出そろた早苗がそろた植えよ
旅人の唄 野口雨情 - 山は高いし野はただ廣し一人とぼ
てるてるぼうず 浅原鏡村 - てるてるぼうずてるぼうず明日天気
天竜下れば 長田幹彦 市丸 ハァー天竜下ればヨーホホホイノ
東京音頭 西条八十 小唄勝太郎 ハァー踊り踊るならチョイト東京音頭
東京行進曲 西条八十 佐藤千夜子 昔恋しい銀座の柳あだな年増を誰
波浮の港 野口雨情 藤原義江 磯の鵜の鳥ャ日暮れにゃ帰る波浮
不壊の白珠 西条八十 四谷文子 やさしき母の子守唄ふたりできいた
毬と殿さま 西条八十 - てんてんてんまりてんてまり
露地の細路 海野  厚 - 露地の細路通しゃんせ横丁のお茶