アイスクリームの歌 | ||
昭和35年(1960年) JASRAC No.000-0132-5 |
||
作詞:さとうよしみ(佐藤義美の作詞曲) 作曲:服部公一 歌唱:しゅう さえこ 制作:滝野細道 |
||
(一) おとぎばなしの王子でも むかしは とても たべられない アイスクリーム アイスクリーム ぼくは王子では ないけれど アイスクリームを めしあがる スプーンですくって ピチャチャ チャ 舌にのせると トロントロ のどを音楽隊が とおります プカプカドンドン つめたいね ルーラ ルラルラ あーまいね チータカタッタッタッ おいしいね アイスクリームは たのしいね |
||
(二) おとぎばなしの王女でも むかしは とても たべられない アイスクリーム アイスクリーム わたしは王女では ないけれど アイスクリームを めしあがる スプーンですくって ピチャチャ チャ 舌にのせると トロントロ のどを音楽隊が とおります プカプカドンドン つめたいね ルーラ ルラルラ あーまいね チータカタッタッタッ おいしいね アイスクリームは たのしいね ※ おとぎばなしの王子でも むかしは とても たべられない アイスクリーム アイスクリーム |
【注】 この「アイスクリームの歌」の作詞は”さ とうよしみ”ですが、JASRACには作 曲”木東六”として登録されているもの (JS No.002-0140-5) があります。一方殆 どの文献・楽譜は作曲者”服部公一”とな っています。服部公一作曲の「アイスクリ ームの歌」の登録は2曲あって、一つはこ れですが、もう一つの作詞者は相田裕美、 歌:拝田祥子(JS No.004-0318-1)となっ ています。どうなっているのでしょうか? |
作詞の佐藤義美は戦前の「月の中」、「ほろほろ鳥」などでは形而上的とも言えるとても難解な作詞をしていましたが、「グッドバイ」あたりから、<まどみちお>のように易しい詩作となり、戦後は「おすもうくまちゃん」、「よいおへんじはい」、「ゆうえんちのひこうき」、「バスの歌」、「犬のおまわりさん」など幼い子の分りやすい詞となってきて、名前も<さとうよしみ>と名乗るようになりました。 この「アイスクリームの歌」の論争があるところであって、<めしあがる>というのは尊敬語なので、自分のことに<めしあがる>を使うのはおかしい、間違いだ、とのことでした。論争の中で否定されると思ったら、<幼い子の歌にこのようなものは望ましくない>というモンスターペアレントのような結末でした。今は<なぞらえる>という語なども死語となってきているのでしょうね。トホホの方はこちらへ |
【佐藤義美】当倶楽部の作詞曲 | |||
曲 名 | 作 曲 | 歌 手 | 歌 い 出 し |
アイスクリームの歌 | 服部公一 | しゅうさえこ | おとぎばなしの王子でもむかしはとても |
犬のおまわりさん | 大中 恩 | - | まいごのまいごのこねこちゃんあなたの |
おすもうくまちゃん | 磯部 俶 | しゅうさえこ | おすもうくまちゃんくまのこちゃんハッケヨイ |
グッドバイ | 弘田龍太郎 | - | グッドバイグッドバイグッドバイバイ父さん |
せみのうた | 中田喜直 | - | せみせみ せみせみ せみ〜ん みん |
バスの歌 | 大中 恩 | D・ダックス | どこの誰だか知らない人となかよく並んで |
ほろほろ鳥 | 河村光陽 | - | ほろほろ鳥は雨ふらす雨がふりますほろ |