昭和40年(1965年)    JASRAC No.013-0636-7
(五)
逃げた人なぞ 追うものか
追えばなおさら 辛くなる
遠いあの夜の 想い出を
そっと抱くたび ついほろり
(四)
女ですもの 人並みに
夢をみたのが なぜ悪い
今夜しみじみ 知らされた
男心の 裏表(うらおもて)
(一)
あなただけはと 信じつつ
恋におぼれて しまったの
こころ変わりが せつなくて
つのる想いの しのび泣き

女心の唄     もう一度聴く repeat
童謡・唱歌 懐メロ 八洲秀章&抒情歌  *2012/MAY/13 
この「女心の唄」は芽の出なかったバーブ佐竹の最初のヒット曲であり、後のぴんからトリオの「女のみち」や殿さまキングズの「なみだの操」など、メガヒット曲の先鞭を付けたものでした。バーブ佐竹は、同じようなムード歌謡の「知りたくないの」を歌った菅原洋一などと<モスラ会>をつくり、『唄は顔じゃないよ、心で歌うものだよ』と主張するようなご面相でしたが、確かに<女心の歌>を思わせる歌唱力と容姿の落差がもてはやされ、250万枚を超えるミリオンセラーとなったのでしょう。しかし、以後リリースしたものは、本倶楽部アップの「ネオン川」くらいしか見るべきものはなく、後続の「女のみち」の宮史郎や「なみだの操」の宮路おさむなどと同様続くヒット曲に恵まれず、人気を維持することは出来ませんでした。
作詞:山北由希夫(C)      作曲:吉田矢健治(C) 
歌唱:バーブ佐竹         MIDI制作:滝野細道
(六)
散って砕けた 夢の数
つなぎあわせて 生きてゆく
いつか来る春 幸せを
のぞみ捨てずに ひとり待つ
(三)
うわべばかりと つい知らず
惚れてすがった 薄情け
酒がいわせた 言葉だと
なんでいまさら 逃げるのよ
(二)
どうせ私を だますなら
だまし続けて 欲しかった
酔っている夜は 痛まぬが
さめてなおます 胸の傷
(1コーラス間奏)