2月28日から3月3日までの4日間、パシフィコ横浜においてカメラのワールドプレミアショー「CP+」が開催されました。

有給が余りまくっていたので、3月1日(金)に休みを取って行ってきました。例年土日は大変な混雑でのんびり見て回る余裕がないからです。
とは言え、天気の回復が遅く、家を出たのは昼前。パシフィコ横浜の地下駐車場には自動二輪用のスペースがあり、こういったイベント時でも割と駐められる事が多いです。

今年は、各社ミラーレス戦争が勃発しており、ブースの気合いの入り方も半端ではありません。
さて、どこから見て回ろうか! と言う前に、アネックスで開催されている中古カメラ・アウトレット市に寄りました。

掘り出し物は早めに無くなっちゃいますから!

珍しいカメラ、とかレンズとか。あと、展示用のカットモデルも売ってたりして、やっべー欲しい!と思ったんですが、価格が20万円とか30万円とか、桁がおかしい。中古のカメラ買って、DMMの物作り工房とかに持ち込んで、自分でカットしたら……と思ってしまいました。

今回欲しかったのは、4段トラベル三脚と、雲台。
せっかくカメラが小型軽量(EOS R)になったので、持ち運びやすいものに装備を更新したかったのです。
とは言え、ちゃんとした強度を持つカーボン三脚は、やっぱり4万~5万円してしまいます。ちょいと買うにはさすがに高い。安いものは、強度に不安(軽くなったのにね)。うーん、と悩んだ結果、購入せず。
アルミは、寒いときに触ると超冷たいとか。安価なものは、ロック部分が強度不足でユルユルになりそうとか。三脚なんて、一度買ったら一生ものなので(笑)ちゃんとした物を買いたいです。肝心の写真がぶれてたら意味ないですしね。

そして雲台。
以前使っていた自由雲台は、固定力が無くなった瞬間に「がくん」と首が折れるタイプ。なので、ちょっと油断して緩めたりすると、カメラとカレンズが一大事になるんですよ。その辺が怖くて、3way(一般的な雲台)にしてたんですけど。
最近は、フリクション機構がついて、緩めても一気にガクンとならず、固定力を調整できるものが安価になってきたので、これが欲しいなぁと思ってたんです。

 

以前、スタパ齋藤さんが紹介してたSIRUI「K-10X」辺たりが良いなぁと思ってた所、まさにSIRUIのアウトレットスペースがあって、まさに狙っていたK-10Xが売っていました。
市価よりかなり安く、Amazonの最安値より未だ安い。よし買おう。思考時間0.5秒ぐらいで買ってしまいました。

アルカスイス互換のクイックシューです。
一般的なクイックシューは、前後左右がちっとハマるタイプが多いと思うんですが、アルカスイスはスライドするように差し込んで、横からの圧力で止める感じです。何がすごいって、クイックシューの固定位置をある程度変えられるので、マクロ撮影で、微妙に動かしたいときでも三脚自体は動かさず、クイックシューだけで変更できるのです。なるほど! 便利だ!
クランプ側にはノッチが出ていて、シューを差し込むときはスンナリ入るけど、取り出すときにはボタンを押さなければならないようになっています。緩んでも、カメラが脱落しないようになっているのが偉いですね。
シューには、赤いプラスティックのノブが出るようになっており、縦位置撮影などでカメラがお辞儀しないようにストッパーになるようになっています(とは言え、この強度でどこまで使えるかは不明)。
水準器も上面と側面に個別についていて、どの位置からでも見やすいのが良い感じです。

雲台の固定力も十分で、緩めたときの緩まり方もネジで調整できます。
公称の耐荷重は20kgですが、これは恐らく垂直に乗せた場合だと思います。この数字はメーカー毎に基準が違うので、気休め程度にしか役に立ちません(普通は半分~1/3位でみる)。とは言え、70-200mmF2.8位は十分に支えてくれますし、このクラスになると三脚座が付いていますので負担もあまりないはず。3kg~5kgは十分に支えてくれそうです。
これだけ高機能なのに、こんな値段で買えるなんて、SIRUIってすごいよ!って思います。ちょっと昔なら5万円コースですよ。雲台だけで。

とは言え、もうワンサイズ大きいK-20Xにすれば良かったかと悩んだりしましたが、いやいや、今の機材そんなに大きくないだろ!と自分に突っ込みました。取りあえず、クイックシューだけワンサイズ大きいのにしようと思います。
(アルカスイス互換は幅だけ決まっていて、長さは自由)
将来、L時プレートなどを導入したときも、雲台がアルカスイス互換だと運用が楽なのでありがたいですね。

ちなみに、K-10Xには、細ネジ用のアダプタと6角レンチが付属するのですが、このレンチを使用する場所が最後まで発見できませんでした。なんで付いているの?

1件のコメント

  1. 触発されて SIRUI K-10X を買いましたん。
    当初は SLIK の SBH-180 DS を買おうと思っていたのですが、
    予想以上に小さく、それより大きいモデルはカタログ落ちしたということなので、急遽コチラに。
    (三脚とのセットならあるらしいが・・・)

    安いですね。よいものを教えてもらいました。
    SLIK の古い Excella Sports に細ネジアダプタを使って載せ替えましたが、
    こうなると、よい三脚が欲しくなるというもの・・・やべぇ。沼だ。

    六角レンチ、なんでしょうね?
    https://www.flickr.com/photos/159127720@N03/32521405118
    の円周部にある小さい穴で分解するのに使うのかと思ったら、これプラスネジっぽいし・・・。

    ちゃがま
    1. ▼ちゃがまさん
       買った後で調べたら、よくぞこの価格でこの性能を実現してくれたと、絶賛の嵐ですね。
       普通に2~3万円するレベルだと思います。

       しかし、6角レンチの使い道が見つかりませんw

      千歳
    2. >しかし、6角レンチの使い道が見つかりませんw

       分かりましたよ!
       クイックシュー側の留め具に、六角レンチタイプがあるみたいです。
       (我々が購入したのは硬貨型ですが)

      → https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/81QoKoymw1L._SL1500_.jpg
       写真外部リンクで見られるか分からないけど…

      千歳

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