6年ぶりにPCの中身を刷新しました。
IntelのSkylake(i5)で4コアでした。メモリは16GB。SSDは、SATA接続のものを使用していました。
(SamsungのM2.SSDを使用していたけど、自己熱で死亡した。詳しくは後述)

普段使いする部分にはそれほど困ることはないのですが、ブラウザで大量のタブを一気に開いたり、AdobeのLightroomで現像するときにもたつきを感じる程度でした、
買い替える一番の動機は、Windows11がSkylakeをサポートしない(と思われる)点です。この時代の自作用マザーにはTPMが乗っていないのです。

さて、今回は、久しぶりのAMDです。
半導体の供給不足で価格が高どまっています。来年になればおそらく新型CPUも出ますし、それに合わせてチップセットも出るはず。DDR5も目前に控えています。
逆を言えば、チップセットなどは成熟しており、安定しているとも言えます。
PCはほしい時が買い時といいますし、ベンチマークだけ取って一喜一憂する年でもないので、この辺の枯れたアイテムをサクッと買って、組んでしまった次第です。

新しいPCは、Windows11がしっかり動くこと、というのが大前提です。
IntelもAMDも、現行販売されている製品は問題なさそうなので、あまり気にする必要はありませんでした。

CPUは、Lightroomがサクサク動いてほしいので、8コア以上。価格差を考えて、12コアのX5900にしました。本当は、16コアの5950が欲しかったのですが、5900との価格差に負けました。

マザーボードはX570です。やはり、マザー内のバスがちゃんと早いのは大事です。せっかくのM2.SSDの速度が死んでしまうのももったいないですし、CPU-PCIeなどの転送がアップアップすると、下位のチップセットではそこに引っ張られてしまいます。
個人的に電源とチップセットはケチってはいけないと思います。

メモリはとりあえず3200の32GB。省エネを気にして1.2Vモジュールにしました。容量はもう少しあってもいい気がしましたが、足りなければ後から買い足します。古いIntelのマザーにもDDR4が刺さっていますが、2166ですし、メモリモジュールの電圧も違うので、差しなおして使うことは止めました。

CPUクーラーは、空冷。一回組むと5年ぐらいは使うので、水冷の液漏れが怖いです。
これは、正直どの辺がいいのかわからないので、秋葉原のお店の人と相談して決めました。X5900クラスの発熱は、空冷だとかなり大きなフィンが必要になります。お店の人が言うには、水冷は冷えるし、今は漏れることもない。だけど、少量ずつ液体が蒸発するくせに、追加補充できないタイプが多いので、定期的に買い替えることになると言っていました(真偽不明)。
せっかくなので、CPUグリスも金属系の高熱伝導率のものを追加で買いました。

SSDは、M2.SSDでPCIe4.x対応のものにしました。プレクスターのものが速く、かつヒートシンクが標準でついているので、これにしました。
今まで使っていたマザーは、M2.スロットが装備され始めたころの製品で、廃熱とか、スロットの干渉とかがあまり考えられていなかったのです。ビデオカードの熱い空気をまともに受ける場所に設置していたので、ただでさえ高熱になるSamsungのSSDは、ダブルパンチで死亡してしまいました。

電源はそのまま行けるかと思っていたら、ATX12Vの補助電源コネクタが足りないことが判明しました。電源自体を買い替えることも検討しましたが、補助電源はつながなくても起動するだろうし、ビデオカードは6ピンのコネクタから供給されるので、とりあえずそのままで動作させることにしました。
即日Amazonで変換コネクタをポチりました。
今のところ問題なく稼働しているので、大丈夫そうです。

さて、試運転を兼ねて、電源ON。
ディスクドライブ類はそのままに、マザー類だけ入れ替えました。
すると、Windows10は、ドライバを探しつつ何度かの再起動だけで、すんなりデスクトップを見せてくれました。感動です。
USB2.0がプチっと切れると噂のAMDなので、さっそくBIOSを更新。それ以外にも、ドライバ類を当てなおします。
それでも、USB2.0は切れます。私は、Bluetoohのドングルを刺して、キーボードとマウスを繋いでいるのですが、これが10分に一回ぐらい切れます。これを試しにUSB3.0に接続しておくと切れないのです。継続的にBIOSのアップデートしながら様子を見るしかありません。

ClystalMarkでベンチとりました。

シーンベンチ20も動かしました。

なかなかですね。

肝心のLightroomですが、これはかなりサクサク動くようになりました。
まとめて現像するとかなり重たかったのですが、さすが12コアともなると、パワーが違います。現像の速度は4~5倍速くなり、重すぎてマウスカーソルが飛び飛びになるようなこともありません。
EOS R5の4500万画素RAWファイルを長辺1920pxの縮小現像した場合、30枚で25秒でした。これは革命的な速さです。現像ボタンをぽちっとしたら、コーヒーを淹れに行ったり、トイレに行ったりする必要もありません。
物は試しと、適当なMP4を再エンコードしてみました。こちらも、今までは1時間ぐらいかかるようなサイズのH264でも、わずか10分ほどで終了します。
SSDも速いものになったせいか、ZIPの展開なども爆速です。
今まで感じていた、PCへの不満が一気に解消された気がしました。

ちなみに、HW Monitorで温度を調べた結果、現像や、エンコードでは、一瞬で80℃。消費電力は130Wに達します。最高温度は82℃程度で推移しているので、上手に制御されているようです。処理が終わると、5秒ほどで40℃台に戻るので、CPUクーラーの性能も悪くなさそうです。

安定して稼働するようであれば、M2.SSDにWindows11を入れて見ようと思います。

PCの買い替えとは関係ないですが、Wifiルーターも新しくしました。
IPv6が通って、MAP-Eが使えればいいという理由で、当時最安値のルーターを買ったのです。
NECのルーターは、アンテナ内蔵で、筐体も小さく、とても優秀なのです。
が、負荷が高いとルーター再起動を繰り返すようになってしまいました。メモリが足りないのか、内部温度が高すぎるのか。
在宅勤務で、Web会議が多いと、インターネット回線の安定感は、仕事に直結します。数日に一回の再起動があると、重要な会議前にはルーターの再起動をしておこう!などとわざわざ面倒なことをしなければなりません。

というわけで、MAP-Eも安定期に入ったと(勝手に)思っているので、同じNECの中級機に買い換えました。
筐体が大きくなり、CPUもデュアルコアです。
おかげで、買い換え以降、ネットが不安定になることはなくなりました。

そんなこんなで、Skylake(i5-6700)+メモリ16GBのZ170マザーセットと、WIFIルーターが余ってます。
手渡しできる人なら、差し上げますのでお知らせください。

1件のコメント

  1. アタシは純正クーラー付きのCPUを買いましたので、空冷か水冷かと言う悩みはなかったですねw
    確かに長期間性能が維持できるかどうかで言うと水冷には不安が残りますね

    あSSDはフォローしてもらってるのでWDーBLACKにしておきましたw
    M.2-SSDのヒートシンクはマザボに付属したものを使用してます

    omote
  2. ▼omoteさん
     純正クーラーだと、安心感ありますよ!

     WDーBLACKも良いSSDですね。
     私は、前のM2.が熱で死亡してしまったので、熱恐怖症ですw
    大きめのヒートシンクに惹かれて、プレクスターを買ってしまいましたw
     後で気付きましたが、マザーにもヒートシンクついてました。以前のマザーには
    そんな物ついてなかったので、隔世の感があります。

    千歳
  3. アタシの場合、更新前のi7-870がLynnfieldで2009年発売のシロモノですからねぇ(^^;
    なので今回初M.2でしたよw

    omote
    1. ▼omoteさん
       M2.は快適ですねぇ。
       この速度になれると、十分だと思ってたSATAのSSDが遅く感じるという…w

      千歳
  4. 友達のショップマシン水冷5900Xが、なんと1年足らずで液漏れで死亡寸前まで行ったみたいです、こればっかりは作ったこと無いから手伝いしなくて良かったですw

    -とむ-
    1. ▼とむさん
       水冷は、その辺があるから怖いですよね。
       勝手に蒸発して、液補充が必要だったり。ものによっては補充できなかったり。
       口コミとかで信頼性の高いメーカー買っても、当たり外れがありますし、その被害が怖いですね~!

      千歳

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