昭和12年(1937年)
JASRAC No.010-0169-8
裏町人生
作詞:島田磐也(曲リスト)
作曲:阿部武雄
歌唱:上原敏/結城道子
制作:滝野細道

(一)
暗い浮世の この裏町を
(のぞ)く冷たい こぼれ陽を
なまじかけるな 薄情け
夢も侘しい 夜の花

(二)
誰に踏まれて 咲こうと散ろと
要らぬお世話さ 放っときな
渡る世間を 舌打ちで
拗ねた妾
(わたし)が なぜ悪い

(三)
自棄
(やけ)に喫かした 煙草の煙り
こころ虚ろな 鬼薊
(おにあざみ)
ままよ火の酒 呷
(あお)ろうと
夜の花なら 狂い咲き

(四)
霧の深さに 隠れて泣いた
夢が一つの 想い出さ
泣いて泪が 枯れたなら
明日の光りを 胸に抱く

童謡・唱歌・懐メロ 八洲秀章&抒情歌 昭和戦前の流行歌・新民謡 昭和戦後の歌謡曲・演歌
*08/JUL/17

島田磐也の当倶楽部内の曲目リスト

島田磐也当倶楽部の作詞曲
曲  名 作  曲 歌  手 歌 い 出 し
或る雨の午後 大久保徳二郎 ディック・ミネ 雨が降ってたしとしとと或る日の午後のことだった
裏町人生 阿部武雄 上田敏 暗い浮世のこの裏町を覗く冷たいこぼれ陽を
湖底の故郷 鈴木武男 東海林太郎 夕陽は赤し身は悲し涙は熱く頬濡らす
長崎エレジー 大久保徳二郎 ディック・ミネ 波がうたうよ長崎の港めぐれば石だたみ愛の灯
嘆きのピエロ 大久保徳二郎 田端義夫 空の浮雲嘆きのピエロ風が身に沁む秋が来た
望郷の唄 古賀政男 松平 晃 暮れてゆく空よ雲の流れ侘しや思いで遠き夢
夜霧のブルース 大久保徳二郎 ディック・ミネ 青い夜霧に灯影が赤いどうせ俺らは独り者夢の