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千歳忍の独り言

なんでも解説!

2004年 6月

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もくじ

6月29日・・・・・光ファイバを我が手に!


 


6月29日
目指せ光ファイバー野郎!完結編

 最終手段 Bフレッツ

 TEPCO光は居住階数の問題でダメ、有線ブロードバンドは管理会社に負けてダメ。
 残るのは、NTTのBフレッツだけとなりました。
 折角入れるのに、パフォーマンスの点でBフレッツは避けたかったのですが、この際仕方がありません。もっとも価格が安いExciteからの申込みです(どうせ延長すると思うけど、工事費無料キャンペーン終了が差し迫っていたというのもあったので)

 申し込んだのは、Bフレッツのニューファミリー(西日本で言うところのファミリー100)。マンションタイプを導入では、現在のNTT-MEの線と競合する為、有線ブロードバンドと同じく管理会社の許可が下りないとの判断です。
 有線ブロードバンドは、現時点ではマンションタイプのプランしか開通していない為、直接部屋まで配線をすることができなかったのです。ファミリープランなら、戸建てと同じく引けるかなぁと、淡い期待を抱いての申込みです。
 要は、通常の電話線の増設と同じく、敷設済みの配管を使うだけなら、どこにも言う必要がないでしょう? と言うことです。
 (もっとも、MDF内に分配機を置くことがあるので、本来は理事会や管理会社の承認がいる場合があります)

 過去、アナログ電話線を増設した時に、MDFまでの配管には余裕があり、光を受け入れる余裕があると工事の方に聞いています。ただ、それより先の各戸迄の配管に関しては(電話線は増線分まで既に埋没させてあったので)調べられず、分からずじまいでした。
 コレ、実際に申し込まないと調べてくれないんですよね。

 と言うわけで、NTTか、NTT-MEから電話が掛かってくるのを楽しみに待つことにします。

 6月1日

 電話来ました。
 NTT東日本から、現地調査の日程を決めるべく電話が掛かってきました! 早い!
 最短での月曜日で約束を取り付ける事に成功。
 ええ、仕事なんて休んでやりますよ! 光化の為なら休んじゃいますよ! ヤッホー!

 6月7日

 と言うわけで、家でうろうろしながら待っていると、NTT-MEの調査担当の人が来てくれました。
 再度確認しましたが、光ケーブルは道路の地下まで来ているので問題なし。
 地下からMDFまで、MDFから各階(の配線板)まで、各階から部屋まで、の3カ所を調べるとのことです。
 当初、地下から調べる予定だったのですが、マンションの管理人が昼休みに入っていると言うことで、部屋からのチェックとなりました。
 ウチのマンションは、電話やLANなどを引き入れる口が一カ所あり、そこから各部屋に分配できるようになっているので、非常に楽ちんです。電源も引いてあるので、ここにHUBを置いたり、ルーターを置くことで、1カ所で全部屋のアクセスを掌握することが出来ます(VLAN機能まであれば、部屋別のセキュリティも保てます)

 MEの人は、早速ワイヤを通して、配管の余裕や折れ具合をチェックしていきます。
 「いやー、新しいマンションは、配管に余裕があっていいですね」
 と嬉しい言葉も頂きました。
 引き込み用のケーブルを通しておいて完了です。階の配線板から部屋までの経路は確保されました。
 とまあ、ここで、千歳はコーヒーブレイクな訳です。
 MEのお兄ちゃん頑張ってねー。

 と、ゆっくりしてたのは良いのですが、1時間経っても音沙汰がありません。
 不審に思い、様子を見に行こうとしたところ、丁度MEの人が帰ってきました。
 「階からMDFまでは配管に余裕があります。ちょっと入り組んでいますが、特に問題なさそうです」
 おお、やった。ラッキー。これでFTTH化ももうすぐだ、しめしめ。
 「ですが」
 ...ですが?
 「地下から光を上げた後、MDFへ持ってくるんですが、そこが入り組んでまして」
 「はぁ」
 「管理人室の上を抜けて、ぐるーっと、回ってるんですよ」
 「はぁ」
 「で、ですねぇ。その天井裏の配管がいっぱいいっぱいでして」
 「な! 新築のマンションですよ、ウチ。なんで、幹線の配管がいっぱいなんですか!」
 「それは、なんとも。それとですね」
 「まだあるんですか?」
 「ええ。その天井裏の配管が途中で切れていて、配線が剥き出しになってるんですよ。宙ぶらりんって言うんですか? そんな感じで」
 「手抜き...ですか?」
 「それも、なんとも」

 MEの話では、地下から引き上げる際の配管がいっぱいで難しい、とのこと。どうしても引く場合は、別途スペースを確保しなければならないのです。
 途切れた配管は、別に配管を通すか、ワイヤーを張って、そこに光を沿わせることで可能とのこと。
 どちらにしても、ちょっとした工事が必要です。「工事費用無料キャンペーン」の適用外になってしまいますし、そもそも、マンションの管理組合と管理会社に許可を貰わなければなりません。
 もともと別で光ファイバを引いているマンションですから、こんな許可が、個人の要望で通るとは思えません。

 夢途絶える。

 マンションに光を引き込むのは難しいですね。
 今後、1戸に1本引かれる時代になっていくと思うのですが、その時、古いマンションはどうなっていくのでしょうね。
 (大体、ウチのマンションはPSTN(電話)すら光収容されていないのに! これが切り替わる時は、どうなるんだろう? 配管)

 本日のキーワード 「T-ZONEミナミ跡はドンキホーテ?」



当ページは「千歳忍」の独り言です。
極力真実に基づいて記述するようにしていますが、当方の思い違いや表記の方法によって一般的な解釈と異なる場合が有ります。意見や訂正の要請は大歓迎です。また、書いてほしいネタも募集しています。その場合はこちらまでどうぞ。

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