昭和14年(1939年) JASRAC No.039-0131-9
島の船唄  島の娘BGMへ
作詞:清水みのる
作曲:倉若晴生
歌唱:田端義夫(曲リスト)
制作:滝野細道

(一)
小島離れりゃ 船唄で
今日も暮れるか 海の上
いつも俺いらは 波まくら
ひとり船頭で くらすのさ
 
 (三)
 板子(いたご)いのちの 俺だとて
 時雨(しぐれ)ふる夜(よ)は 身も細る
 たのむ狭霧よ 海面(うみづら)
 月を浮かせて みせてくれ

(二)
何が恋しゅて 浜千鳥
小松がくれに 呼ぶのかよ
星もきれいな 夜
(よ)じゃないか
なまじ見せるな 未練気を
 
 (四)
 明日(あす)は明日(あした)の 風が吹く
 波の浮世に 一人もの
 ならば千鳥よ この俺と
 唄を仲間に くらそうよ
懐メロ 童謡・唱歌 八洲秀章&抒情歌  *09/SEP/07 「細道のMIDI倶楽部」TOPへ

この「島の船唄」は、作詞家清水みのる(静岡県浜松生まれ、1903年9月11日〜1979年12月10日)、作曲家倉若晴生(新潟県糸魚川出身、1912年4月27日〜1982年11月26日)、歌手田端義夫(三重県松阪出身、1919年1月1日〜現在)の三人が始めてトリオを組んで大ヒットするという幸運に恵まれ、以後下掲の「別れ船」をはじめ<○○船>などで、昭和30年代までヒットを飛ばし続けました。田端義夫は人気に翳りが出てきてから、「島育ち」、「十九の春」などの<島物>を粘り強く歌い続け、完全復活を遂げました。


田端義夫の当倶楽部内の歌唱曲リスト

田端義夫当倶楽部の曲
曲  名 作  詞 作  曲 歌 い 出 し
大利根月夜 藤田まさと 長津義司 あれを御覧と指差す方に利根の流れを流れ
かえり船 清水みのる 倉若晴生 波の背の背に揺られて揺れて月の潮路の
かよい船 清水みのる 倉若晴生 銅鑼(かね)が鳴るさえ切ないものを雨の出船
島育ち 有川邦彦 三界稔 赤い蘇鉄の実も熟れる頃加那も年頃加那も
島の船唄 清水みのる 倉若晴生 小島離れりゃ舟唄で今日も暮れるか海の上
十九の春 沖縄俗謡 添田唖蝉坊 わたしがあなたにほれたのはちょうど十九
別れ出船 大高ひさを 長津義司 情け知らずの銅鑼の音に泣いて泣かせる
別れ船 清水みのる 倉若晴生 名残りつきない果てしない別れ出船の鐘が