昭和34年(1959年) JASRAC No.000-0097-3 |
||
哀愁のからまつ林 | ||
作詞:西沢 爽(曲目リスト) 作曲:船村 徹 歌唱:島倉千代子 制作:滝野細道 |
||
(一) 涙あふれて はり裂けそうな 胸を両手で 抱きしめる みえないの みえないの 背のびをしても ああ あの人は 行ってしまった からまつ林 |
||
(二) せめてもいちど 恋しい人よ 腕に甘えて 縋(すが)れたら それだけで それだけで 死んでもいいの ああ 弱虫と 風が叱るわ 日暮れの風が |
Photo taken by Hosomichi(C) 島倉千代子Profile |
|
(三) あとも見ないで 別れていった 男らしさが 哀しさが 燃えるような 燃えるような 夕やけ小焼け ああ 帰りましょう 影を踏み踏み 落葉の道を |
*08/DEC/27 |
この「哀愁のからまつ林」の作詞の西沢爽(にしざわ・そう、1919年〜2000年、東京出身)は、このサイトでも、万城目正作曲「明るい雨」、田村しげる作曲「夢に故郷を」を作詩している<西沢義久>のペンネームです。西沢爽名義では、この曲の他に平井康三郎作曲「たそがれの旅愁」、八洲秀章作曲「あゝ逢い見ての」、同じく八洲秀章作曲「旅路の花」があります。NHKラジオ歌謡や抒情歌は西沢義久名義が多いようですが、普通の歌謡曲、美空ひばりの「波止場だよお父つぁん」「ひばりの佐渡情話」、島倉千代子の「からたち日記」小林旭の「さすらい」、舟木一夫の「学園広場」などは西沢爽の名前でリリースしています。西沢爽名で「雑学猥学」などという本を出しているのと関係あるかも知れません。 |
【西沢爽(義久)】当倶楽部の作詞曲 | |||
曲 名 | 作 曲 | 歌 手 | 歌 い 出 し |
あゝ逢い見ての | 八洲秀章 | 伊藤久男 | 夜空の星が露草に静かに宿る愛の朝 |
哀愁のからまつ林 | 遠藤 実 | 島倉千代子 | 涙あふれて張り裂けそうな胸を両手で |
明るい雨 | 万城目正 | 近江俊郎 | 誰かににたひと傘さして駅の時計を眺 |
からたち日記 | 遠藤 実 | 島倉千代子 | 心で好きと叫んでも口では言えずただ |
旅路の花 | 八洲秀章 | C・ローズ | 呼んでみたとて旅行く人は山の彼方の |
たそがれの夢 | 田村しげる | 伊藤久男 | たそがれの窓を開き青いランプに灯り |
たそがれの旅愁 | 平井康三郎 | 岡本敦郎 | 消ゆることなき哀しみは旅路の果ての |
東京ワルツ | R.服部 | 千代田照子 | 燃える夜空のネオンは移り気すてられ |
波止場だよお父つぁん | 船村 徹 | 美空ひばり | 古い錨が捨てられてホラ雨に泣いてる |
ポトンとポストは・ | 米山正夫 | 宮城まり子 | 喧嘩をしちゃったあの人に終わりの手紙 |
夢に故郷を | 田村しげる | 伊藤久男 | 夕焼赤く燃える海瞳にしみた哀しさよ |