この「赤城の子守唄」の背景は、国定忠治を密告して咎人としたのが、板割の浅太郎の叔父勘助と判明し、忠治は浅太郎に勘助の首を持ってくるよう迫ります。肉親の情と忠治への義理に挟まれた浅太郎は、勘助の子、勘太郎を背負い、勘助の首を持って忠治の隠れ家に赴く、というものです。
 忠治が口漱いだ<赤城不動大滝>
 国定忠治が隠れたという赤城山麓<忠治の岩屋>
    昭和9年(1934年)
JASRAC No.000-0360-3
 赤城の子守唄
   作詩:佐藤惣之助
   作曲:竹岡信幸
   歌唱:東海林太郎(曲リスト)
   制作:滝野細道

   (一)
   泣くなよしよし ねんねしな
   山の鴉が 啼いたとて
   泣いちゃいけない ねんねしな
   泣けば鴉が 又さわぐ

   (二)
   坊や男児(おとこ)だ ねんねしな
   親がないとて 泣くものか
   お月様さえ ただひとり
   泣かずにいるから ねんねしな

   (三)
   にっこり笑って ねんねしな
   山の土産に 何をやろ
   どうせやくざな 犬張子
   貰ってやるから ねんねしな
   童謡・唱歌・懐メロ 八洲秀章&抒情歌 昭和戦前の流行歌・新民謡 
     2008/MAY/03







              
             東海林太郎の当倶楽部のアップ曲

東海林太郎当倶楽部の曲
曲  名 作  詞 作  曲 歌 い 出 し
青葉の夢 藤田まさと 長津義司 青葉の夢にさそわれてゆくや涙の精進湖よ
赤城の子守唄 佐藤惣之助 竹岡信幸 泣くなよしよしねんねしな山の鴉が啼いたとて
雨の夜船 佐藤惣之助 阿部武雄 雨の夜船の片隅で今宵初めて見た娘なぜか
国境の町 大木惇夫 阿部武雄 橇の鈴さえ寂しく響く雪の曠野よ町の灯よ
湖底の故郷 島田磐也 鈴木武男 夕陽は赤し身は悲し涙は熱く頬濡らす
金色夜叉 後藤・宮島 後藤・宮島 熱海の海岸散歩する貫一お宮の二人連れ
すみだ川 佐藤惣之助 山田栄一 銀杏がえしに黒襦子かけて泣いて分かれた
旅笠道中 藤田まさと 大村能章 夜が冷たい心が寒い渡り鳥かよ俺等の旅は
南国の夜 大木惇夫 阿部武雄 行こか帰ろかあの娘のために伊豆は湯の町
野崎小唄 今中楓渓 大村能章 野崎参りは屋形船で参ろどこを向いても菜の花
春の悲歌 大木惇夫 阿部武雄 馬車は行くあの峠道春を乗せて馬車は消え
麦と兵隊 藤田まさと 大村能章 徐州徐州と人馬は進む徐州いよいか住み良い
むらさき小唄 佐藤惣之助 阿部武雄 流す涙がお芝居ならば何の苦労もあるまいに
名月赤城山 矢島寵児 菊地  博 男心に男が惚れて意気がとけ合う赤城山
山は夕焼 岡田千秋 田村しげる 山は夕焼麓は小焼けひとりとぼとぼ裾野に