2000年 3月
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3月3日・・・・・NTT docomoのiModeに変えた話
3月7日・・・・・ハッキングにまつわる話
3月20日・・・・・BeOSリリース5 フリーダウンロード日決定
BeOSの開発元であるBe-incによると、BeOSの新バージョン「BeOS 5 パーソナル版」を3月28日より、同社のWebサイトより無償でダウンすることができるとリリースがありました。
このパーソナル版は、個人の使用目的で、商用以外であれば基本的に無償で利用できるということで、期待している方も多いかと思います。
BeOSは、メディアOSと称し、静止画、動画、PCMなどを効率良く扱えるように最適化されたOSです。
スタート当初は、マックや、マック互換機などのパワーPCマシンを対象としていましたが、アップルが急遽互換機を認めない方針に転換したため、Beは、Intelのx86上でも動くように一部を書き直し、リリースしているものです。これは、WindowsNTなどに代表されるマイクロカーネルを採用しているためで、変更が必要な部分だけを修正すればOKというスケーラビリティのある設計のおかげです。
よって、リリース3まではPPC版のみ、R4以降はPPC版とx86版とあることになります(リリース3と4では、バイナリレベルのコンパチビリティも無い。これは、処理系が変更されたため。ソースレベルでの互換性は保たれているので、無修正、または、若干の修正でコンパイルするすれば動くそうだ)
リアルタイム動作に強いように作られたマルチスレッドカーネルは、一般的なマルチタスクOSであるWindows95/98のダイムスレッド20ミリ秒などに比べ、わずか3ミリ秒と非常に短いのが特徴です。オーバーヘッドも十分に小さく、複数の処理を行わせるのに最適です。また、Windowsでは、明示的にスレッドを発生させなければマルチスレッドプログラムにならないのに対し、Beでは、OS側が自動的に行ってくれるので、難しいことは考えずにプログラミングを楽しむことも可能です。
これは何を意味しているかといえば、SMPなどに代表されるマルチプロセッサ環境に非常に強いということです。CPUを増やせば、自動的にスレッドを割り振ってくれるので、リニアに性能を伸ばしていくことが可能ということです。
いままでBeOSは、ドライバなどの面で不安がありました。x86では、無数のデバイスがあり、それをすべてサポートする事は不可能です。しかし、今回、フリー使用が可能ということで、UNIXのように、ユーザー間で徐々に必要なものは作られていくのではないかという期待があります。また、リリース4から十分な時間も経っており、おおよそ主流の物に関しては、ほぼサポートされているのではないかと思います。
コマンドラインシェルもUNIXライクで使いやすく、便利な小物もそろってきました。私が以前公開していたBeのページ(現在非公開中)で更新を行っていた頃よりも、だいぶソフトも安定して動くようですし、ちょっと変わったOSを使ってみたい方には、とってもお薦めです。
もちろん、WIndowsなどとのデュアルブートも可能ですし、内容を保持したままパーティションを切り直すためのツールであるパーティションマジックBe専用版もついてくるのでしょう(パッケージ版にはついてきてます。フリーのダウン版はどうでしょうね?)
このBeOSリリース5 ダウンロード予約だけで10万ユーザーを突破しているそうです。ちょっと根気がいると思いますが、折角ですからダウンしてみるものいいのではないでしょうか? もっとも、1月ぐらい待てば雑誌の付録にもつくと思いますが(^^)
BeINCのページ
フリーダウンロードのページ
千歳のBeのページ(更新途絶)
最近は、海外でも国内でもハッキング真っ盛りという様相です。
海外では、Yahooなどのポータルサイトが一時的なサービス停止に追い込まれたり、国内では省庁などのWebサイトが書き換えをされたりと、なかなか大変な状況でした。
手口は全く違うのに、日本のマスコミでは両方ともハッキング、という一言でまとめられているところが、いかにもらしいというか、まだまだ、そういった危機感が薄いというか、区分けができていないのでしょうか?
今回は、ハッキングというものについて考えてみようと思います。
ネットワークが未整備で、大学や、企業内にあるホストコンピュータを、それぞれが少ないリソースを分け合いながら利用していた時代、ハッカー達は、より効率の良いプログラムを書いたり、ハードを作り出していきました。
今でこそルーターで有名なシスコですが、このメーカーは、大学の離れたキャンパスにいるカップルが、お互いのポイントを繋げられないかということで作ったものが最初です。SUNなども、自分らの使いやすいマシンを作ったら、それが好評で、学内で販売を始めたのが最初といわれています。そういったように、ハッカーという言葉は、コンピュータのスペシャリスト的な人々に送る、いわば称号のようなものだったわけです。
コンピュータの性能が低く、各個人が自由に使えない時代では、ハッカーは、より良い方向へ進ませる道標であったのかもしれません。
時代が進むと、システムの隙を突いたプログラムなどが多く作り出されるようになってきます。ウィルスなどがいい例だと思います。純粋に、技術の一つとして作られたウィルスもありましたが、そのほとんどは、半ばいたずらに近いようなものでしょう。
そういった者達のことをハッカーと区別する言葉で、クラッカーと言うようになり出したのも、このころではないでしょうか。
しかし、最近はそのクラッカーほどの技術が無くても容易にクラッキングすることが可能です。ネットワークに繋がっている機会が多くなってくると、パスワードを盗みだしたりして、そのマシンを自由に使い、内容を参照したり、消したり、メッセージを残したり。しかも、恐いのは、そういった行為は、自らプログラムを書いたり、方法を見つけ出したりすることでなく、アンダーグラウンドな世界で配布されているツールを使うことで達成できてしまう点にあります。
gooや、Infoseekなどのロボット型検索エンジンで、UGとかアングラなどという単語を入力すると、面白いぐらいにヒットします。それらを追いかけていくと、簡単に手に入れられてしまうのです。
もちろん、ダウンロードの際には「研究の為」とか「構造を知りたい人の為」なんて書いてあり「絶対に使用しないで下さい」なんて文句もあるわけです。詭弁ですね。
Yahooなどが襲われたのは「サービス拒否」型といわれる手法です。
wwwなどのサービスを提供しているサイトに対して、短時間に大量のリクエストを出すことによって、サイトの機能を麻痺させる攻撃で、基本的な仕組みは、23時を回ったとたんに繋がらなくなる掲示板と一緒です。チャット中にみんなでリロードを繰り返すのも同じようなものです。(それを人為的に起こしているのが問題である)この場合、多くの人間が、掲示板のサーバーにリクエストを出す結果、サーバーが処理しきれなくなり、タイムアウトしたり、インターナルサーバーエラーを出してしまうわけです。
同じ場所から大量のリクエストを出せば、すぐにバレてしまうので、今回は、それを一歩進め、複数のサイトを利用し「分散型サービス拒否」としたようで、犯人の特定は困難だったようです。あるサイトは、100Mbpsまで耐えられるような設計であったのに対し、ピーク時には800Mbpsものアクセスがあったそうです。(一説には、17歳の男らしい。インターネット全体を麻痺させるのが目的だったとか)
トレンドマイクロなどは、そういった不正アクセスに対する攻撃プログラムを検知するツールを発表し、無償でダウンロードできるようにしています。
国内のサイト書き換えなどは、根本的なセキュリティな甘さが原因です。既知のセキュリティホールをつぶし、パスワードをわかりにくい物で、しかも定期的に変えていけば、被害はぐっと減るはずです。
万一進入されても被害を増やさないように、wwwや、popなどのサーバーは最低限のデータしか置かないようにしなければなりません。つい先日も、プレイステーション・ドット・コムのプレステ2予約名簿が流出し、該当者には、メールや電話での謝罪が行われたようです。(アクセスログが詳細に残っているなど、プロの仕業とは考えにくい?)
(注意・プレステ2の顧客情報流出は、なんと顧客番号を違う番号に入れ換えるだけで見られてしまう、という超お粗末なシステムに原因があったそうです。どうも、そういった話がどこかの掲示板に流れたようで、それで噂が広まってしまったのでしょうね。合同調査チームを結成し(システムもとのIBMとのことと思われる)被害を調査、不正アクセスログをチェック...なんてありましたけど「セキュリティも何もない癖に、不正アクセスとは如何に」という状態。隣の家の扉が空いてるので、ちょっと中をのぞき込んだようなものですよ。ほんと)
また、インターネットの接続業者などで作られるテレコムサービス協会では、「ハッカーに攻撃されたことのある企業」は実に34%にも達し、「実際に被害にあった企業」は3%もあるのだそうです。
被害にあったところは別としても、攻撃を受けたところは「何をもって攻撃されたのか」曖昧です。同社の人間が「う~、Telnetポート空いてないかな」なんて、自宅からダイアルアップしたマシンでやってたのかもしれませんし、ダイアルアップしたアクセスポイントが遅くて、「なんでじゃー。ping連発! トレース連発!」とかやってるのかもしれませんよね(トレースは、負荷がかかるので、あまり連発しない方が良いとのことです)
社内LANからICQを使っただけで管理者が「内部ハッキングだ。トロイの木馬だ!」と、かんかんになって出てきたことがあります(使用しているTCPポートを知らなかったらしい。怪しいツールだと思ったんでしょうね)
こういった世界は常にいたちごっこで、境界線も曖昧だと思いますが、管理側をあまり甘く見ていると、痛い目に合うと思いますので、注意しましょうね。Windows悪のマニュアルとか読んでると、つい、出来そうな気になりますもんね。
先月の頭に携帯電話を買い換えました。
今の電話番号を気に入っているので、今回もNTTdocomoです。機種は、(最近はだいぶ贅潤に出回っている)三菱電機製のi502D。カラー液晶で256色を表示できるタイプのものです。
私は、このフリップが好きで、最初にパナソニックのP151(だったか?)というシティーフォンタイプのものを買ったのですが、その後はずっと三菱なんです。というのも、ポケットに入れて持ち歩いていると、キーロックしててもいつのまにか解除され、最悪なことに気が付かないうちにリダイアルまでしてたりするんですよね~。
先日、私の携帯が鳴りました。表示をみると、さっきまで話をしていた友人です。しかし、「もしもし?」と言っても、何の返事もない。なにやら2人が口論中のような状況。「おいおい、こんな変なときに携帯掛けてくるのか?」などと思ってはみるものの埒はあかない。これがまた、驚くほどクリアに音を拾ってくれる。タクシーの中の痴話げんかのような状況が分ったので、電話を切りました(そんなものは聞きたくないですからね)
後から「さっき、何でそんな電話したんだ」と聞いてみると、「いや、そんな状況で電話は掛けてなんかいない」といわれる始末。
うーん。
なんてこともあったので、フリップを外さない限り電話を掛けられない三菱を愛用しております(でも、i502Dはリダイアル可能)
以前はD203だったので、なんと、5世代も離れてるんですね。いや、着メロどころか、ディスプレイに漢字すら表示できなかった端末から考えると、本当に隔世の感であります。
やっぱり、アンテナの感度がよくなっています。私の部屋は、ちょうど電波の谷間で普通に話しても切れるときも多かったです。それどころか、雨が降ってると「圏外」と出たりして。悔しい思いをしました。それが、i502Dなら、ほとんどアンテナ3本ですし、切れることもありません。更に、ハイパートークで結構いい感じです。回線が空いていれば、以前のようなざらざら感はほとんどなく、一般の電話と違和感なく話せます。もっとも、PHSには敵わないですけどね。やはり、携帯は新しいものを使えという神のお告げは本当だったようです(笑)
今回iMode対応ということで、ちょっと期待して買いました。
私、パソコンがないと生きていけない体質な癖に、モバイル機器なんて物は持ってない非国民的人物であります。メールを送るのはともかく、いつでもどこでも受信したい。という欲求に駆られましてさまざまなものを比較検討したのですが、その中でもっともリーズナブルに使えそうだったのがiModeだったのです。
まず、PHS系。送受信できる文字量も多いのですが、交通手段に車が多く、メールを取りにいかないと受信できないものもあったので断念しました。(プチメールで概略だけ教えてくれるものもあった)
PDC/CDMA ONEではいろいろチェックしたものの、結局電話番号を変えたくないという理由だけでdocomoになってしまったのです(全然選んでないじゃん)
iModeは1パケット(128バイト)0.3円で、9600bpsパケット通信網を利用したサービスです。パケットですので通信している時間ではなく、実際に転送の行なわれたパケットの数に対して課金が行われるので、繋いだり切ったりという動作を気にせず使えるのが便利です。(CDMA ONEのPaketOneは1パケット0.1円ですし、64kbpsです)
メールは、350文字まで。それより長いものは自動的にカットされます。また、添付ファイルも削除されます。メールはサーバーには保管されず、受信した時点で削除されますので、残しておけるメールの量は、その端末に依存されることになります。
不便といえば不便ですが、仕事中や、日中出先で「誰から、どんな内容のメールが届いたのか」が判れば十分なので、特に気にしてません。よほど急ぎでもない限り携帯からメールを出すことはりませんしね。だいたい、急なものにメールを使うのはナンセンスですよね。
メールアドレスは、標準では電話番号@docomo.ne.jpなのですが、この電話番号の部分は自由に変えることが出来ます。もちろん、他に使われているものは駄目ですが、それ以外なら自由なのが嬉しいですね。iModeのメニューの中からスイスイです。
このアドレス宛てにメールが届いた瞬間、携帯に対してメールの到着を知らせることが出来ます。その時、携帯が圏外だったりすると、メールは一時的にサーバーに貯えられることになります。その場合は、こちらから取りにいくか、次のメールが届かないと分らないんですよね。5分ぐらいしたら再度プッシュしてくれると嬉しいんですが、どうにかならないものなんでしょうか。
私は、現在メインで使っているアドレスにメールが届くと、携帯のアドレスに転送するように設定しています。もっとも、そのままでは、メーリングリストや、メールマガジンなどその場で知る必要のないものまで転送されてきてしまいますので、それらは、別のアドレスに送られるように設定を行ないました。
今では、掲示板に書き込みをしてもらっただけで、内容を確認できるようにしています(miniBBSには、管理人へ内容をメールで発信する機能がある)結構便利ですよ~。
ハモメロは、既に数千曲、iアニメはまだまだ少ないみたいですけど、フリーで出回ってるものもあるんでしょうね。結構いろいろ遊べて楽しいです。
でも、電車の中でハモメロが鳴り響くと、まだちょっと恥ずかしいですが(笑)。
エキスパートのように電車の時刻を調べたり、ニュースを読めたりと、ちょっとした、しかし、実用性の高いサービスも多く、いざと言うときに便利なのはこの上ないです。いや、出先で口座のある銀行がないときに携帯から振込が出来るのは、楽ですよ。出張の多い身には特に重宝です(地方にいくと、都市銀を探すのが大変)しかも、最近ではゲームも流行っているようで、ナムコなどはゲーセンなどで流行った「余命検索サービス X-DAY」「子育てクイズ マイエンジェル」「アブノーマルチェック」「ダービークイズ マイドリームホース」などいくつかサービスを開始しているようです。4つ合わせて月300円とリーズナブルですから、私も、ちょっとしたら参加してみたいです。
(どれもこれぐらいの値段なんですよね。ついつい入会してしまって、気が付くとものすごい金額なってそうなのが恐いです)