2000年 6月
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6月4日・・・・・パソコン壊れたの、続き。それと、もう一つ。
6月16日・・・・・HDDの回転数と密度のなぞ
ハードディスクを買おうとしている人多いですよね。
私も先日修復したHDDが、結局使い物にならなくなってしまい、そろそろ買い直さないと行けない状況にあります。20GB+15GB=35GBで運用していたんですが、これが、急に15GBになってしまうと、やはりつらい。
何にそんなに容量を使っているのと聞かれそうですが、これが不思議と溜まっていくんですよね。まぁ、だいたい使い道は分っていて、千歳の場合はMP3ファイルが膨大にある当たりでしょうか。自分の持っているアルバムを全部エンコードして、ジュークボックス代わりにしているので、余裕で10GBぐらいある計算になります。
人によっては、ビデオキャプチャ(最近のハヤリですからね)なんかすると、あっという間ですよね。
というわけで、HDDのカタログスペックを見ていたのですが、面白いことに気が付きました。
回転数の速いHDD程、プラッタ1枚当たりの密度が低いんです。
なぜなのでしょう。
同時期に出た5400rpmのものと、7200rpmのものとを比べてもそうなんですよ。世代が違うからとか、そういう訳じゃないんです。
最速、なんていうSCSIの10000rpmや12000rpmのものは、最近のIDE用のHDDに比べると、もう1世代前ぐらいの密度しかありません。これまた不思議なことです。
線密度とトラック密度 HDDは、同心円状のトラックにデータを書いたり、読んだりしているわけです。わかりやすいか疑問ですが、大学ノートに例えてみましょう。
ノートに書く文字を小さくしていくと、結果として多くの文字を書けるようになりますよね。ですから、線密度を高くしていくと、容量が増して行くわけです。しかも、ディスクが1回転する時間は変わらないのに、読み出すことの出来る量は多くなるわけですから、結果として速度が速くなるメリットがあります。
それほど大きくコストを上げることなく速度を上げる事が出来るので、各メーカーはこの分野に力を入れている訳です。
さて、話をノートに戻します。
ノートには文字を書きやすくするために線が引いてあります。A罫(7mm)B罫(6mm)とありますが、同じ文字の大きさでも、A罫よりも、B罫の方が、ノート1枚に書ける文字の量が多いことが分ります。これをトラック密度といいます。
この2つを併せて、プラッタ状の密度をあらわす事が出来るわけです。ちなみに、トラック密度が上がってもヘッドのシークが若干速くなるだけで、速度にはあまり影響しません。
プラッタの回転数も速度に影響します。
線密度を上げることで速度を上げることが出来るといいましたが、同じ密度なら回転数を上げたほうが速いに決まっています。また、見落としがちなのに回転待ち時間というものがあります。目的のセクタが、回転しているディスクのどこにあるのか分りません。ヘッドを動かして、目的のトラックに付いたとき、最悪の場合セクタがもう一度回ってくるまで1周待たなくてはなりません。幸運な場合は、ヘッドが来た瞬間に読み出せますから待ち時間はゼロとなります。平均を取ると、ディスクの回転半周待つことになりますよね。
この、平均回転待ち時間はディスクの回転速度を上げる以外に(現在の方式のHDDでは)方法は有りません。(磁気ドラムとか~♪)
ですから、最強のHDDは、線密度、トラック密度が高く、回転数の速いもの、となるわけです。
そんなものは、高くて買えないわけですし、技術的な問題も多く発生します。
回転数を上げすぎると、発生する熱や、ノイズ、ベアリングなどの耐久性の問題などがあります。
また、ヘッドの特性も絡んできます。
書き込みが従来どおり薄膜ヘッドで行なっているのでいいのですが、読込に関してはMRヘッドやGMRヘッドが主流だと思います。これらのヘッドは、磁性体の縦方向の磁界に対するノイズに弱く、回転数を上げると読めなくなってしまうのです。ですので、磁性体を薄く塗ったりすることで対応しています。プラッタを構成する素材もアルミから、平面滑平度の高いガラスなどに変えられようとしています。
容量を大きくしてもコストの上がらない密度上げ作戦によりHDDは、恐ろしい速度で容量が上がっていきます。この増加率は、CPUのクロックの上昇をも上回る勢いです。恐いですね~。
速い回転数のものほど、密度を落としてノイズ対策を行なわなければならない、というのが結論ですね。
最近、IDEでも7200と5400のものとの差はほとんどありません。キャッシュのサイズの差はありますが、表面に出てくるような大きな差はないでしょう。心持ち7200の方が速いですが、5400を選んでも全然問題はないでしょう。
やはり、HDDは、値ごろ感のある容量を定期的に買い直していくのが正解だと思います。だって、一昔前のハイエンドSCSIディスクのストライプより、安価なIDEディスク単体の方が速いのですから。
それに、ディスクは壊れます。駆動系が有りますので、どうしても壊れやすいです。初期不良を除いても、短いときは半年で、普通安心して使える目処は2年ぐらいですか? 安定してもつと5年ぐらいは使えますが、なんだか恐いし、5年の速度の差は大きすぎて、困ってしまうかもしれません。
夏すぎには、きっと最大容量100GBクラスのHDDが登場するでしょう。
大きい大きいと思いながらも、いつのまにか足りなくなってたりしないように、ファイルの整理はちゃんとしておきましょうね。
ある日突然、シャワーを浴びて寝る前にもう一度メールのチェックをしようとPCの電源を入れた千歳のマシンに悲劇が! 過去に聞き覚えのある異音。それはHDDクラッシュの証し。
だめかと思いきや、調べてみればまだ復活の可能性が。今日も、そんなこんなの日記です。
さて、DOSでのバックアップは取ることができました。
しかし、その内の幾つかのファイルは、LFN(ロングファイルネーム)であり、DOS上からでは正確にバックアップが上がっているわけではありません。
幸いにしてFATやディレクトリエントリは(Windowsフォルダを除いて)無事ですので、もう一度バックアップを上げるためだけにWindows98を入れてみようと思います。
とりあえず、オプションなんてみんな適当~
だって、再起動して、ほしい幾つかのフォルダやファイルを救出させればいいだけですから。
30分もすると、とりあえずの形で起動するようになりますよね。
上記と同じファイルを別のHDDにコピーしておきます。千歳の場合、フリー/シェアウェア類はtoolというフォルダに、テンポラリ類はZapに、ProgramFilesには、ICQと、メールなど以外は、いつ消されてもいいものだけです。
もちろん、常用するアプリは、パソコンのそばのCDケースに入れてありますし、ダウンロードしたフリーウェアなどは、BackUpフォルダにOS別、ジャンル別でまとめてありますので復旧も簡単です。
こういった分け方は、一見すると非常に面倒にみえますが、人に「こんなソフト知らない?」と聞かれたとき、すぐに見つけることができますし、数が多くなってきた時には、やはりある程度分別しておかないと、収拾がつかなくなってしまいます。
バックアップが終わったら、あっさりとディスクをFormatしちゃいます。
やはり、その場でもセクタリードでエラーリトライが発生してしまいます。予想通りなので、問題なし。それほど時間もかからずに通り抜けられたので、プラッタの損傷は、思ったほどひどくないことがわかります。
そんなFormat後は、もう一度フロッピーの起動ディスクからブートします。そして、もう一度Scandiskです。しかも、今回は、完全チェック。20GBあるディスクの表面をすべてチェックしていきます。必要であればバッドセクタにしなければなりません。
簡単に言いますが、3時間ぐらいかかるんですよ。
もうひたすら待つしかありません。
結果、1クラスタにBマークがつきました。う~ん、こんなに少なくていいのかなぁ?もっとも、そのあとも同じようにチェックしましたが、問題なしなので、大丈夫なのでしょう。起動時にも異音はしなくなりましたし、動作も快適です。
しかし、油断は禁物です。
一度何かあったHDDは、再発する危険性が高いです。
HDDは消耗品ですから、いつ何があっても仕方ありません。バックアップはきっちり取っておきましょう。泣くのは自分ですよ。
私の場合も、このバッドセクタのできたHDDをWindowsのOSを入れておくドライブにしました。バックアップは別にHDDを分けてありますので、そちらに移しておく事にします。(もちろん、定期的にCD-Rに逃がしてますよ)
さ、その後のWindowsインストールなんて... という前に、折角ですのでBIOS関連のUpDateを行っておきたいと思います。MatroxG400のVIDEO
BIOSがアップされていたのと、AOPENのAX6BC Pro2のBIOSです~。
これは、いつかきりのいいタイミングで行おうとダウンだけしておいたのです~♪
G400のアップデートプログラムがちょっと変わってる...ま、いいけど。なんでも、再起動時のバグに関するFIXがなされているようです。あんまり関係ないけど、ま、やっておきましょう(笑)
マザーのほうは、なんかよくわかりませんがACPI関係がよくなってるみたいです。
実際にWIndows98SEをインストールしてみると、今までAPMとして動かさないとダメだったマシンが、ACPIとして完全に動作するようになりました。いきなり電源ボタン押しても、ちゃんとシャットダウンしてくれます。サスペンドもしますし。便利です。あ、でも、余計なおせっかいという感じがして、快適ではありませんね(笑)
というわけで、千歳のマシンは無事に復旧いたしました。
これにて安心安心です~♪
比較的新しいマシンと、今となっては随分型遅れとなったマシンがネットワークで繋がれています。ハブを介さないクロス接続で、どちらかにミスがあっても、どちらが悪いのか検証するのが難しい環境です。
このマシン同士、ファイルなどのコピーを行うと、ある程度のタイミングで失敗します。ファイルシステムのエラーが発生する場合もあれば、Ifshlp(インストーラブル・ファイルシステム・マネージャー。各ファイルシステムの下で働くHALのようなもの)が例外0E(ゼロで除算)で青窓出したりします。
当初、ケーブルを疑ったのですが、他の場所での稼動実績のあるケーブルに変えても症状が改善されません。
NICそのものが悪いのかと思い、これまた、別のところで使っていたものを引っこ抜いて刺しなおししても、全くといって症状が改善されません。
デバイスマネージャからNICを削除したり、ネットワークのプロパティを散々いじってもまったく同じ結果が出ます。
しかし、お互いのマシンの中だけで処理を行っている場合は、全くもって安定しているので、ネットワークに何かしらの異常があると考えられます。しかし、原因がわかりません。
その古いマシン。分解してみると、チップセットは430VX。430HX同様USBが初めて搭載されたチップセットです。PCIスロットは1つしか空いていないところに、NICを差しています。BIOSはPhenixですので、スロットごとにIRQを割り当てたりするような変更はできません。
よく見ていくと、USBバスが使用しているIRQは11。NICも11を使用しています。他にも空きはあるのですが、BIOSが他に振ろうとしないみたいです。もちろん、デバイスマネージャで設定を変更しようとしましたが、「この値は変更できません」と、冷たい言葉。VIAなどの互換チップセットだったら、IRQルーティングドライバでも入れなおして見ようと思うのですが、INTEL製ですし、そんなものはありません。
この、USBコントローラ、初期のものですから、USBの動作確認なんてしてないんですよね。実際に、そのマシンには、USB機器が繋がっていて、それは問題なく動いているのですが、IRQのシェアリングに対応していないのではないかと思います。
一部のビデオカードがそうでしたが、IRQをシェアするような仕組みになっていない場合、一見動作しているようにみえて、突然動作不良に陥ることがあります。今回の件もこれのようにみえるのです。
回避策がないのも痛手です。PCIに割り当てられた割り込みをずらすことのできないBIOS。1本しかないスロット。すべてが悪い方向に向かっているとしか思えません。
解決策? ISAのスロットは空いてるので、新しくISAのNIC買ってくることですかね?
ここら辺のトラブルに詳しいかたがいたら、少し教えていただきたいです~