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千歳忍の独り言

なんでも解説!

1999年 5月

1998年 < 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 > 2000年

 

もくじ

5月13日・・・・・HDDについて、猫うまれたよー
5月20日・・・・・パソコン奮戦記


5月20日
人間なんてらららーららら らーらー

 740の悪夢

 これを「ななひゃくよんじゅうの悪夢」と読んだら一般人、「ななよんまるの悪夢」と読んだらじさくーずの仲間入りです。
 てな冒頭で、何だいコレはって感じですが、まあまあ、今日はちょっとつき合って下さいよ。ほんと、苦労したんですから。だいぶ前に言われていた「Intel製AGPセット以外と、i740の相性」というヤツですか? 身をもって体験するとは思いもよりませんでした。これだけとりただされていれば、少なくとも、ドライバのだましだましで使えるようになっていると思ったのですがねぇ。

 まあ、セレロンで安く組もうという事で、秋葉原のあるお店に行ったんですよ。そこで、とりあえず一番値段の安いものからピックアップしていったんですね。i810搭載のものが安く出売られているような時勢だったらよかったのですが、まだ、このVGA内蔵のチップセットは、「展示品」止まり...残念だなぁ。
 たたたっと店内を見渡して、目に止まったのが、VIA製ApolloProチップセットのマザー。格安。7000円ぐらい。P2系にしては、半値近いなぁ。よし、これで行こう。ビデオは、おお、i740が4000円かぁ。安行けど、これはパス。RIVA128ZXが安いなぁ。よし、コレにしよう。
 なんて具合で調子良く買っていってたわけなんです。
 家にかえってさっそく組立。手慣れたもんで、20分もあればOSのインストールもOKって感じの所まで行きます。NTセットアップディスクを入れて、インストールスタート(^^) ここまでは調子良く感じました。しかし、悲劇は次の瞬間に襲って来たのです。
数回のリブートを終え、さて、ビデオカードのドライバをいれるか。そう思い、ビデオカードに付いて来たCD-ROMを見ると...「740」も文字が。な、なんだこれは、
も、もしかして。嫌な予感が脳裏を過ります。パッケージを見ると、「ASUS AGP-V2740」と書いてあるではないですか!
 し、しまったぁ
 一番奥に置いてある箱を取ってきてしまったが、それがどうも、間違いだったようだ。あまりの慣れゆえに、パッケージも確認しないで買って来てしまったらしい。
 一瞬、パターンに傷でもつけて、初期不良にでもするか? バカな事が浮かびますが、交換してもらっても同じものじゃ仕方がない。ドライバのバージョンアップに期待しようということで、さっそく入れて見ました。

 1回目。
 セットアップが、「WindowsNTサービスパック3が適用されていない」とのメッセージ。ふざけるなーサービスパックは4が当ててあるんだよっ なんで、分かんねえかな? なんてぼやきながら、必要そうなファイルを適当にコピーするもやはり動かない。
時間もあったので、再度NTからインストールする事に。

 2回目。
 MOに保存しておいたサービスパック3をなんとか探し出し、実行して見る。
 再度、セットアップを実行すると、すんなり行くではないか。むう、悔しい。再起動して、見ると、どうも、色合いが変わっていない。おかしい。標準のVGAドライバのままだ。試しに解像度を上げて見る。テストボタンを押した瞬間、ブルーサンダー炸裂。コアダンプ掃き出し取る。しかも、GARTドライバ... これ、やっぱりAGPのせいかぁ

 3回目。
 しょうがないので、IE4.01SP2を入れて見る。
 都合のいいシステムファイル書き換えてくれないかという甘い考え。あう。
 やっぱりダメ。

 4回目。
 もしかして、ビデオカードが壊れてる? なんてちょっと思って見る。
 Windows98をインストール。あれ?あれれれ? 昔の相性は?なんていうぐらい簡単にセットアップ完了。もちろん、画面表示は740のドライバが描写してる(1024×768×32)色合いもまあまあだ。
 なんてこったい。ちゃんと動くじゃないかよ。

 5回目
 もう一回NT。サービスパック3を当てて、AGPのドライバ入れて、更にサービスパック4当てて。それから、もう一回ビデオカードのドライバを入れて見る。やっぱダメ(笑)
 何回か再起動してたら、解像度の選択に「0×180000」とか言うのが出てくる。ななんじゃ、こりゃ。動けば面白いのになぁ(動いても、0列じゃしょうがないか)
 ドライバも最新のやつをダウンロードして来たのになぁ。

 結論。現時点で、非IntelせいチップセットでNTにi740を入れるのが不可能? かも。Windows98でレジストリをいじってAGPを切る方法を見つけたのは後になってから。もしかして、NTも同じ方法でなんとかなるのかなぁ。
 ぐっすん。
 しょうがなく、大体にPermedia2を買って来ましたよ。4000円。あうう。
まあ、1台ぜんぶ新品で組んで6万切ってれば、オッケーでしょう(^^;)
 教訓。安物買いの銭失い

 本日のキーワード 「Pentium!!! 550MHzの登場でAMDも大幅値下げ」

 


5月13日
今日は28度だって? うう、暑いのう

 HDDの速度について

 えー、ちまたにはUltraATA/66対応のHDDも数多く登場するようになり、ずいぶんと入手が容易になってきたかと思います。当初は、WestanDeigital社のみで、対応するチップセットもなく、本当にATA/66なの? と疑問符付きで紹介されることもしばしばでした(これには、WD社の型番からは中身が想像できないことも起因していると思います。以前は、同じ型番でありながら、ATA/33に対応しているもの、対応していないものとあり、非常に見分けにくかった事があります)。
 この、ATA/66ですが、毎秒、66MBもの転送速度があるということで、一般的なPCにあるPCIバスの32ビット幅、33MHzでは、毎秒132MBの帯域がある計算になります。なんと、半分もの帯域を埋め尽くすほどの速度であるわけですね。また、PCIはバスですから、一度に複数のデバイスがぶら下がり、同時に使用としたりしているわけです。PCIは、それらを管理し、調停しながら動作しているので、実効的な効率では、毎秒80MB~90MBともいわれています。
 なんだか、やばそうな速度ですね。
 しかし、一般的なHDDの転送速度は、毎秒12~13MBであり、ATA/33のまだ半分にもみたない状態です。どうしてこれほどまでに急激な速度向上を目指しているのでしょう。

5年先を見据えているから? まあ、間違いではありませんが、それほど先は見ていないように思います。実は、本当に33MBという帯域では足りなくなってきているからなのです。
 HDDは、簡単に説明すると、OSなどから「どこどこのデータくれよ」と指示されます。すると、IDEのインターフェース側が、HDDに対して、「おいデバイスは使えるか?」と問い合わせ、「おけおけ、いつでもいいよ」と返すわけですね。すると、インターフェースは「じゃあ、セクタxxx番からxxxセクタくれ」と指示するわけです。すると、HDDのコントローラーが「キャッシュにはないかなぁ。あ、やっぱないや。じゃあ、ヘッド動かして読むとするか」と、重い腰を上げます。
 ヘッドを動かし、目的のセクタがくるまでプラッタの回転待ちを行い、ようやくのことでデータを読み始めることができます。データは、一時的にキャッシュに貯えられ、ある程度まとまった段階で、IDEコントローラへと送られ、1つの動作が終了します。

 これを読むとわかると思いますが「バスが速くなっても、ほとんど速くならないんじゃないか?」その疑問は正解です。しかし、よく見てみてください。1つのデータを読むのに、
 「いいか」「おけおけ」
 「送るよ」「うけとったよ」
 と、実際のデータ以外にも多くのメッセージが飛び交っています。単純に考えると、HDDの読み出し速度の倍の速度が必要であるわけです。現在のHDDの速度を12~13MBと書きましたが、倍にすると24~26MB。ATA/33の理論値である33まで、後少しというところまできていたわけです。
 ATA/66では、単純に速度を上げるだけではなく、新しいコマンドが追加し、バスの効率を上げ、実質的な速度向上をねらっています。
 一時的なバスの開放が可能になったのです。HDDならまだしも、さらに動作の遅いCD-ROMなどでは、IDEコントローラとの通信が行われている間、バス上にあるHDDなどへのアクセスは許されていませんでしたので、ものすごい待ち時間が発生することになります。また、HDDでも、バスの速度から見れば、ヘッドを移動させたり、回転待ちをしている時間というのは、ものすごく無駄な時間な訳です。
 ヘッドの平均シークタイム(プラッタの1/3幅を移動する時間)が10ミリ秒、平均回転待ち時間が(1回転する時間/2)5.5ミリ秒、合わせて15.5ミリ秒もあれば、データを500k程転送できてしまう計算になります。これは実にもったいない。
 そこで、新しく「データが送れるようになったら教えてくれ」というようなメッセージを残し、IDEコントローラは、一時的に別の作業が行えるようになったわけです。これで、HDD2台などでコピーし合う場合、だいぶ速度が向上するのではないかと思います。(SCSIでは、ぜいぶん昔からやってきたことですが(^^;))
 ATA/66の速度が活きてくるHDDの登場は、もうしばらく先のことになると思います。

 もともと電気的に脆弱なインターフェース仕様を、ここまで速度向上させてきたのですから、それはそれで、すごいことだと思いますが。(もっとも、ピン数を増やさざるを得なかったようですね。ほとんどグランドだとか)
 一時期、IEEE1394などへと移行も囁かれたIDE規格ですが、その安さで、なかなかしぶとく生き残っていくのでしょうね。IEEE1394もアップルが1ポートあたり1ドルというライセンス料を取らなければ、Intelのチップセットに組み込まれ、いまや、実用となっていたのかもしれません(そうなったという、保証もありませんがね)
 いまさら値下げしてもね。アップル。残念だったね(笑)

 ねこねここねこ

 うちで猫飼ってるんですが、そいつが子供生みましてね。4匹も。そりゃ、大変な状態でした。
 最近、ようやく貰い手が現れて、我が家には1匹残る事になりました。
 まあ、かわいいのなんのって(^^)
 そろそろ1月目で、だいぶやんちゃに走り回るようになって、千歳が着替えてると、靴下に絡んできたり。仕事してると、足元でくうくう寝たりして(^^;)
 いや、まあ、それだけなんですけどね。ほんとに。
 ちょっと、字数が足りなかったので、付け加えてみました。あはは。


ちびすけ

 本日のキーワード「任天堂、松下と提携。次世代機はPPCマシン(コードネーム月光)」


当ページは「千歳忍」の独り言です。
極力真実に基づいて記述するようにしていますが、当方の思い違いや表記の方法によって一般的な解釈と異なる場合が有ります。意見や訂正の要請は大歓迎です。また、書いてほしいネタも募集しています。その場合はこちらまでどうぞ。

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