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10月24日・・・・・NT2000Rc2インストール報告
先日MSDN(マイクロソフト デベロッパーズネットワーク)より配布されたWindows2000のRc2ですが、千歳も入手できましたので、さっそくレポートしてみたいと思います。
既にB3を入手しておられる方には悪いのですが、千歳はB3は結局インストールしませんでしたので、どこら辺が違っているというのは全く分かりません。
また、Rc2は英語版(マルチリンガルパッケージ)ですので、インストーラーなどは全部英語です。日本語選択をしていますので、フォントやIME2000などのインストールは行われているので、日本語のアプリを使うぶんには、全く問題ありません。
環境は、
CPU AMD K6-2 300(66×5=333で駆動)
マザー Epox MVP3C(初期リビジョン) メモリ128MB
ビデオ MatroxG200 8MB
HDD FireBallST3.2S(With AHA2940AU)
というものです。フルSCSIで、マザーも癖のあるものですね。
もともと、ファイルサーバ、プリントサーバ、CD-Rマシンとして使っていた、おさがりパーツの寄せ集め品です。
試したのは、Windows2000Rc2 Serverです。
もともと、WindowsNT4.0(SP5)が入っていましたので、そのまま上書きでセットアップを行ってみました。その際にメッセ-として「アップグレードは出来ないよ。クリーンインストルするね」というものが表示されます。
おそらく、ここら辺の部分はまだ作成中なのでしょう。Windows98から行っても同じようなメッセージがでましたので、これは、製品版に期待です。
i386フォルダのWINNTコマンドでセットアップは行います。(BootDiskも作成できますが、以前のようにWinnt /OX(起動ディスクだけつくる)といったコマンドで作成するのではなく、別のフォルダにBootDiskというフォルダがあるので、その中にあるMakeBootを実行します。4.0までの起動ディスク作成は、DOSプロンプトをアクティブにしておかないといけないという、変なモノだったのが、今回から解消されています(非アクティブにすると、ブートできないディスクが出来ることもあった)。これはありがたいですね)
さすがNTベース。ここら辺は、ほとんど現行のNTと変わりません。
使用約款の所は、PageDownで読み、F8で同意する、というやつですね。
製品版では、どうでしょう。ここら辺も一新されるのかもしれません。現在、WindowsMillenniumの位置づけが難しいところに有り、MSの方向性によっては、ここら辺の画面まわりに大きな影響があるかもしれません。
ファイルのコピーが終われば、再起動。あとは、見慣れたGUIベースのインストーラーです。
英語版のため、何がなんだか分からないアイテムも多いので、標準セットアップ。最後に、いろいろなサービスをどうすますか~ と聞いて来たので、余裕で却下しました。
何せServerエディションですので、バックオフィスに入っているような、謎なアプリがてんこ盛りです。うちにはダム端もないし、ターミナルサーバーとか入れたってしかたないですものね。却下です(笑)
起動して思ったこと。
起動ロゴがダサい(笑)。 Windows95/98でも、起動時に画面下の色の変わる画面でWindowsのロゴガでている画面が有りますが、あれの比ではありません。もっとも、ここも、書き換わる可能性大ですね。このまま出荷したら、かなりのアップル信者を増やすことになるでしょう。
デスクトップの色が、グリーン系からブルー系になった。
壁紙張っている人には関係ないですが、BeOS系のような、しっとりとした青になりました。これは気持ちいいです。パクリだけど。
マウスカーソルに影が付く。しかも、その影は半透明。
アイコンがかっこいい。無駄なところにデザイン力を使っている感じ。
とまあ、パッと見の印象かこんな感じでしょうか。それ以外のところについては、WIndows98にIE5をインストールしたものとほとんど見分けは尽きません。アクセサリなんて、ほとんどまんまですし、迷うことはないでしょう。
ただし、NTを触っていた人には、管理ツールが一新されていますので、とまどうこと請け合いです。新しいユーザー登録するのに、ドメインユーザーマネージャが見つけられず、ディスクのフォーマットにディスクアドミニストレーターを見つけられず、苦労しました。
コンピュータマネージャで全部出来ちゃうんですよね-。すごいすごい。
気になったところ。
シェルであるエクスプローラーがよくこける。もっとも、NTの場合タスクマネージャを上げて、そこからエクスプローラーを新しいタスクとして開けば復活するんでたいした影響じゃないと思いますが。と、思ったら、単純に、SCSIのCD-ROMの調子が悪かっただけでした。その時以外はエクスプローラーも安泰です。
CD-Rライティングソフトが動作しない。
ドライバ関係だと思いますので、動くソフトもあるかもしれません。試したのはB’srecorderGOLD。これは、インストールして、再起動した時点でWindows2000が立ち上がらなくなりました。毎回同じところで止まるので、ディスク系の初期化で失敗しているのでしょう。
では、通常のWNASPI32.DLLを使うディスクジャグラーR2で挑戦(NT系は、標準ではWNASPI32.DLLはインストールされていません)98のシステムフォルダにあったものをコピーして実行するも、ASPIの初期化に失敗という悲惨なメッセージだけが帰ってくる始末。あうう。
CD-R環境は断念。98とデュアルブートにすることにします。
プリンタの負荷が大きくなった。
キャノン製のプリンタBJC700Jを愛用しているのですが、NT4の時は、CD-Rを焼きながら、WWWをブラウズし、別のマシンからジョブをキューイングしても全然平気だったのに、2000になってから、同じドライバ(NT用ドライバ2.5)をインストールすると、ラスタライズに思い切りパワーを取られている様子。パフォーマンスモニタを見ても、100%状態。
なんでだろう~ これじゃ、まいっちんぐ。
でも、インストールはGOOD。
Windows98をこのマシンにインストールする時は、AGPドライバ、IRQルーティングドライバなど入れないと、真っ当に動作しない程だったのに、Windows2000は、標準でそれらを含んでいるのか、動作に関しては全く問題有りません。
それから、NTFSでも動作可能なデフラグツールが付きました(^^) NT用のやつは、なかなか入手が困難(試用版が2つほど有りましたが)だったので、ありがたいです。もっとも、NTFSではフラグメンテーションは起こりにくいですが(起こらないわけじゃないけど、FATよりマシな程度)有効だと思います。
コンテキストメニューや、スタートメニューの出方がかっこいい(笑) これは皆さんの目で確かめてね(^^)
全体的に動作が機敏に感じます。アプリも何も入ってない状態なので、当たり前といえば当たりまえですが、98と比べてもいい速度で動いています。
総評として。
アプリケーションに関しては、かなりのレベルで動作するのではないかと思います。ドライバは、半々と言ったところでしょうか。3.1→95の時も同じような経緯もありましたし、これは、時間が解決してくれると思います。
同じマシンでOSんの違いに寄るベンチマークを取って見ました。参考にしてください。
(環境は先述したものです)
★ ★ ★ HDBENCH Ver 2.610 ★ ★ ★
使用機種 千歳Server Processor AMD K6 3D 333.9MHz [AuthenticAMD family 5 model 8 step 0] 解像度 1024x768 1677万色(32Bit) Display Matrox Millennium G200 AGP Memory 130,612Kbyte OS Windows NT 5.0 (Build: 2128) OS Windows 98 4.10 (Build: 1998) Primary IDE Channel Adaptec AHA-2940AU PCI SCSI Controller OLYMPUS MOS331 1.10 QUANTUM FIREBALL ST3.2S 0F04 PLEXTOR CD-ROM PX-20TS 1.00 TEAC CD-R55S 1.0L |
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Windows2000 | Windows98 | ||
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Memory |
14669 23171 29916 26956 6891 21563 91 29 5192 3575 20822 |
13916 20895 25810 31121 3520 20446 0 29 5678 3859 12997 |
CPUの演算能力は浮動小数点で5%、整数演算で10%ほども違います。ビデオ性能は、一長一短があるものの、まま、互角ですね。決定的な差はメモリの値です。60%もの差が開きます(もともとNT系の方が速い)
DiskはFAT32ということもあって、互角ですね。Scろllの値がでないのは、いつものことです。